イチローが朝カレーで成功した理由
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人間とは感情で動く生き物です。
「禁煙したいけど、ついついタバコを吸っちゃう。」
「勉強しなきゃいけないけど、ついつい漫画を読んじゃう。」
「負ける確率が高いのはわかってるけど、ついついギャンブルしちゃう。」
とまあ、万事この調子で、
理屈とか正論とか確率論を無視して、己の欲望のままに動く人間は、
この世に多数存在しています。
正しい事よりも、やりたい事を優先してしまうのが人間で、
おそらく上記のような人間が、あなたの周りにも1人2人はいると思うのです。
さて、この現実に対して、
「自制心をもって動けよ、大人なんだからさぁ…」
「欲望に負ける人間ってカッコ悪い!」
という感じで、文句を言う人も多いと思うんですよ。
だけど僕は、
「それってちょっと違うじゃないかな?」
と思っているんですよね。
というのも、最近僕は、
「イチローの食生活」を調べた結果、
愕然とする事実を目の当たりにしました。
イチローとは言わずもがな、
日本、いや世界でもトップクラスのアスリートとして長年君臨し、
怪我をせず体調不良をせず、常にベストコンディションを維持し続けています。
40代でもメジャーで活躍する化け物で、
おそらく今後、日本人でこれほど偉大なアスリートは登場しないと思います。
打ちまくって、盗塁しまくって、レーザービームを連発して、
おそらく日本人、いやアジア人の人体における、
最大の稼働力を実現させた、スポーツ選手の中のスポーツ選手です。
さて、そんなイチローですが、
彼の食生活は、ぶっちゃけ低クオリティです。
「食」という文字は、
人を良くすると書いて、食と成るわけですが、
食事内容と人体には、密接な関係性があると言われています。
しかし、イチローは、
「毎日毎日、朝昼兼用でカレーを1人前食べるだけ」
という超偏食で、超ジャンクフードをずっと実践していたのです。
普段、筋トレや走り込みをしない人にとっては、
これがいかにおかしいのかというのは、ピンとこないかもしれませんが、
栄養学的に考えると、本当におかしいのです。
えっと、まず、
「朝昼兼用」ってのがふざけすぎです。
彼の骨格筋肉量、そして日頃の運動量を考えれば、
普通に考えれば、食べても食べても痩せてしまうはずで、
本来であれば、1日5食とかでもおかしくないのです。
そして、彼はカレーにトッピングを乗せるのが嫌いらしく、
シンプルなカレーライスを食べるだけなので、
大した栄養価を誇っておらず、必然的にたんぱく質の量も少なくなります。
そして、独身時代は、
毎日毎日、ひたすら牛タンを食べ続け、
健康とか栄養なんて大して考えていなかったらしいのです。
挙句の果てには、
最近はカレーにも飽きて、
毎日ソーメンか、ピザのどちらかを食しているらしいのです。
で、口うるさい話になりますが、
ソーメンはカロリーが低すぎるし、ピザは身体に悪いです。
とまあ、こんな感じで、
毎日ユンケルこそ飲み続けているらしいですが、
彼の食生活はお世辞にも、優れてるとは呼び難いのが現実なのです。
が、しかし、
最初にお伝えした通り、彼は人体の究極ともいえる、
最高のパフォーマンスを何十年も健康的に発揮しているのです。
僕はこの実態を知った時、
「自分が気持ち良い生活をすれば、方法はどうでもいい」
という事を学びました。
そりゃロボットの場合は、
ちゃんと論理的にメンテナンスを行う事で、
合理的な立ち振る舞いが求められると思います。
だけど、人間はロボットではなく、
感情でパフォーマンスが左右される生き物です。
そうなってくると、合理的な食事内容よりも、
非合理でもいいから感情的に快適な食事内容の方が良いと思うんですよね。
そしてこれは、イチローに限った話ではありません。
例えば、元サッカー選手の中田英寿氏は、
野菜をまったく食べず、お菓子ばかりを食べ続け、
超偏食家としても有名です。
そして、3度のトリプルスリーを実現させた、
ヤクルトスワローズの山田哲人選手も、
マックのチーズバーガーを毎日食べ続けて増量に成功した結果、
次の年から大ブレイクした過去があります。
他にも、オリンピック野球で監督を務める、
稲葉篤紀氏も、現役時代はポテトチップスばかりを食べ続け、
肥満に悩みながらも、何十年も第一線で野球選手生命を遂げました。
さて、これらの事例はあくまでも氷山の一角で、
他にも食生活なんかクソくらえという方針で、
最高のパフォーマンスを発揮している著名人は、山ほど存在するのです。
となった時に、冒頭でお伝えした通り、
理屈とか確率論を無視して、己の欲望のままに動く人間というのが、
一概にも悪かというと、そうではないと思うのです。
例えば、イチローに超規則正しい食生活を強いた時、
果たして彼が最高のパフォーマンスを発揮できるかというと、
むしろ逆効果になってしまう気がするのです。
おそらくノイローゼになって、
日々の生活に支障が発生すると思うんです。
それと同じで、
「禁煙しろ!」
「漫画読むな!」
「ギャンブルするな!」
と相手に健康論を強いてしまうと、
相手のパフォーマンスは下がる可能性は大いにあるし、
もしも下がってしまった場合、その責任を取ってくれるのかって話になってきます。
ロボットの場合は、正論に当てはめると、
ちゃんとその通り動いてくれますが。
人間は屁理屈を当てはめた結果、
想像以上のパフォーマンスを発揮する生き物です。
となってくると、感情で動くことが、
人間がロボットに打ち勝つ唯一の手段だとも思っています。
予想通りの結果を出すのがロボット、
予想以上の結果を叩き出せるのが人間です。
ロボットがイチローみたいに、
大衆の心を震わせて、予想以上の面白い結果を残せるとは思えないし。
だから、例えば、
昼夜逆転生活で生活が成り立っている人に対して、
「人間は早寝早起きした方が良い!夜更かしをやめろ!」
という説教は、正論だけど正論ではなくなるので、
間違っていると思うんですよね。
これって、イチローに対して、
「朝昼兼用でカレー食べるのはやめろ!不健康だ!」
というのと同じ位、頓珍漢なアドバイスだと思うんですよ。
おそらくイチローも、
「カレーって美味いから毎日食いたい!」
「朝飯はいらないから、昼飯と兼用でいっか」
みたいな安易な感情論で、
当初は朝カレー生活をスタートしたと思うんですよ。
そして食生活のストレスから開放されたことで、
ロボットでは有り得ないような、予想以上のパフォーマンスを生み出せたと。
イチローに限らず、おそらく誰しもが、
他人には理解されないかもしれないけど、
自分にとってはしっくりくる、不健康な作業サイクルがあると思います。
非難されるかもしれませんが、
それは強情に突っ張っていきましょう。
周りの人間が不用意なアドバイスをしてきても、
大きなお世話だし、無視して良いと思うんですよね。
もちろん、あまりに不健康で身体を害してるなら辞める必要はありますが、
そうじゃなければ好き放題やっていい気がするのです。
P.S
ちなみに今回の記事は、
ぼんやりとこの動画を視聴していたら、
ふとネタが舞い降りたので書き殴ってみました。
最近はこうやって遊んでいる時にも、
面白い記事のネタが発掘されるようになってきたので、
最初の頃に比べて記事更新が楽しくなってきました。
P.S.2
今回はスポーツの話が中心になりましたが、
頭脳の世界でもまったく同じだと思うのです。
例えば、デスノートという漫画で、
Lというめちゃくちゃ頭の良いキャラクターがいましたけど。
彼って普通の状態だと、
大して頭が良くないんですよね。
・常にパジャマ
・甘いお菓子を馬鹿食い
・体育座り
・赤ん坊のように指をチュパチュパ
この条件下が揃った時だけ、
彼は最強の頭脳を発揮できたのです。
まちがっても、
「社会人なんだからスーツを着ろ!」
「ちゃんと飯食え!」
「背筋を伸ばして正しい姿勢で仕事しろ!」
「不潔だから指をしゃぶるな!」
みたいな正論でLを強制してしまうと、
Lの能力は低下するし、ましてやキラを追い詰めることはできなかった、
と思うのです。
ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー
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