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風俗よりもキャバクラが好きな人の言い分

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僕には昔からずっと、
不思議に思っていたことがありました。

 

それは、
「キャバクラに通う人の心理」
です。

 

風俗とか性産業はわかるんですよ。
明らかに動機と目的が一致しているというか、
大枚をはたいてでも、足繁くお店に通う人の気持ちがわかります。

しかし、キャバクラに関しては、動機と目的が不明確でした。

キャバ嬢と性的関係になれるわけでもないし、
むしろ手を出すと、屈強な男達から制裁されちゃうし。

ぼったくりのお酒を飲まされて、
キャバ嬢に気に入られるためにプレゼントを渡したり、
キャバ嬢を楽しませるために、なぜか客側がピエロになったり。

本当に意味が分かりませんでした。

会社帰りでクタクタなのに、
なぜ大金を払ってでも、キャバ嬢に会いに行かなきゃいけないのか。

 

そんな疑問が僕の中でずっと渦巻いていたのですが、
最近その謎を、ついに解明することに成功したので、
今回はその旨をお伝えしたいと思います。

 

ある時、独身貴族で有名な「志村けん」さんが、
キャバクラの魅力を説いており、それに僕は感銘を受けました。

志村氏曰く、
「性的関係を要求するために、キャバクラに通い詰めているわけではない」
らしいのです。

そうではなくて、
「キャバ嬢の歴史が知りたいから通っている」
と主張していました。

僕はそれに対して、

「なんじゃそりゃ???」

と最初は面食らっちゃったのですが、
志村さんの話を聞くにつれて、次第に謎が解けるようになりました。

 

例えば、新人キャバ嬢(A子)と対面した時は、

志村氏
「A子ちゃんは昔、○○店に通ってたけど、
そこの先輩Bさんにいじめを受けたから、××店に移籍したのか~。
そういえばこの前入ってきた、新人のCちゃんも、○○店出身じゃなかったっけ?」

みたいな感じで、
キャバ嬢のストーリーを親身に聞き、ドラマを楽しんでいるらしいのです。

挙句の果てには、店舗ごとの歴史にも詳しくなったり、
キャバ嬢同士の派閥争いの内情にも興味の対象に移行するらしいのです。

そしてそんな中で、
頑張っているA子ちゃんを応援したくなり、
何度も通いつめたり、ついついA子ちゃんにプレゼントを買いたくなっちゃうらしいのです。
まるで自分の娘のように愛おしい存在になるらしいのです。

「キャバクラってエロ目的で行くんだろ?」
と思っていた僕の考えを、真っ向から一刀両断されちゃいました。

 

そしてこの考えは、キャバクラに限らず、
様々なジャンルでも該当する事に気づきました。

例えば、野球観戦も同じです。

前回の記事でもお伝えしたとおり、
僕は野球観戦を楽しむ人の気持ちが理解できなかったのです。

しかしこれも、
「歴史を楽しむ」
という観点を持つと、観方の角度が一変して楽しめるようになるのです。

例えば、普通の人は野球に対して、

「イチローって40代なのにMLBで1軍だからすげー!」
「ソフトバンクつえー!」

くらいにしか思わないのですが、
生粋の野球ファンはどうやらちがうみたいです。

 

「イチローは愛工大名電高校の時は、
ピッチャーだったのに自転車事故で野手転向しちゃったのか~。
もし事故に合わず、投手として活躍してたらどうなってたんだろうな~。」

「Aという選手は、去年は打率が○○で、盗塁数が△△で、
それに対して今年はどうなるのだろう。
ちなみにBという選手は25歳→26歳で成績が××に変化したから、
Bとプレースタイルが似ているAはおそらく、成績が××に変化するだろう。
高校時代のAは長距離バッターだったのに、今やアベレージヒッターだもんな~。」

「この前まで日ハムに在籍していた〇〇選手は、今年から楽天に移籍か~。
そういえば日ハムって人工芝だから、選手の足腰に負担かかったりしてるって聞くしな~。
しかも札幌ドームは球場が広いから、ホームラン数稼げなかったりするし、
和製大砲の〇〇にとって、今回の移籍はむしろ功を奏したかもな~。」

 

みたいな感じで、
球団とか野球選手の歴史にすごく詳しいんですよね。

もはや野球の試合を楽しむというよりも、
球団とか野球選手の歴史に感銘を受けて、
活躍する姿を応援したくなるという心理が発動するみたいなのです。

若干ストーカーっぽい楽しみ方のような気もしますが、
単純に試合を観るよりも、視点に深みが出て、感情的に応援できるようになるそうです。

 

話は少し冗長しますが、
お笑い芸人のアンジャッシュ渡部さんは、
さらにこじらせて、中学野球を熱心に観戦しているみたいですね。

試合中の中学生男子のおしりを撮影しまくって、
1年前のおしりの写真と比較してニヤニヤしたりするみたいです。

それを聞いた周りの芸人たちは、ドン引きしていましたが、
これもキャバクラを楽しむ人の心理と同じだと思うと、理解ができます。

成長過程という名の歴史が知りたいのです。
少年の中学時代、高校時代、そしてプロ生活の行方を知りたいのです。

それを知れば知るほど、
いざ試合観戦の時も、感情的に人一倍楽しめるようになります。

選手とか球団に寄り添って、
選手の過去の頑張りと現在の輝かしい成長を照らし合わせたりすると、
感情移入というか自己投影ができるようになるのです。

 

それを知った僕は、
あんなに嫌いだった野球観戦も、
最近は楽しみ方が少しだけわかるようになりました。

試合観戦を楽しむというよりも、
選手の人間ドラマを楽しむんですね。

ぶっちゃけ試合の勝敗とか二の次だったりします。

 

話は脱線しますが、
少子高齢化の現代でありながら、
ワンピースがドラゴンボールの発行部数を上回ったと話題になっていますが。

その理由も「人間味」という観点が大きい気がするんですよね。

ワンピースって、アクション漫画という印象が強いですが、
登場キャラクターごとに、いちいち過去の回想を挟むじゃないですか。

僕は子供の頃、それが鬱陶しくも感じたのですが、
最近はむしろ好きになってきたんですよね。

人間味というかバックボーンをしっかり描く事で、
キャラクターに深く感情移入できるし、
肝心のアクションシーンもより一層楽しめるようになるし。

それに対して、
ドラゴンボールの登場キャラクターって、歴史が不明確であり、
悟空とかベジータとかフリーザって、イマイチ動機とか目的が不明確だったりします。

その点で、ワンピースの登場キャラクターって、
過去の回想がしっかりと用意されているので、
信念・理念・目的・動機などが、かなりハッキリしています。

そして、その姿に読者は自己投影してしまい、
深く感情移入する事で、今となってはドラゴンボールの発行部数を上回ったのかなと。

それが大きな要因な気がするのです。

 

つまり、相手と親密な関係になる事を目的とする場合、
ちゃんと人間ドラマというか、自分自身の背景を語った方が、
相手と容易に関係を結ぶ事ができるのかなと。

それをキャバ嬢とワンピースから学ぶ事ができた今日この頃でした。

 

P.S

僕も普段から、メルマガやブログでは、
人間味の部分は手を抜かずに力をかけています。

喜怒哀楽の移り変わりとか、自分のカッコ悪かったエピソードとか、
なるべく赤裸々に伝えているつもりです。

そうすることによって、文章に血が通うというか、
発言に説得力が増すと考えているんですよね。

僕が理路整然に淡々と事実を列挙するだけでは、
誰も僕の情報発信を面白がってはくれない気がするので。

感情的な話というか、僕固有のエキスみたいな物を、
いちいち主張していきたいですね。

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
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