ヒカルが名人を見捨てなかった理由
僕は成功者の過去が気になります。
成功者が成功者になる前の話、
どんな経緯で成功への道を歩んだのか、
いわゆる「黎明期」が気になって気になってしょうがないのです。
それを知る事で、
「何か成功の糸口か掴めるんじゃないだろうか?」
という打算的な気持ちは勿論、
成功者が駆け出しだった頃の話を知る事で、
「俺だって負けてらんねえ!」
という焦燥感を得る事に成功するのです。
さて、そこで今回は大物youtuberの一人、
「ヒカル」氏
を題材にしていきたいと思います。
今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いで、
youtube業界を賑わせまくっているヒカル氏ですが、
当然ながら、最初はそこまで知名度はありませんでした。
彼は黎明期の頃、「ゲーム実況」という形で、
ゲームのプレイ動画をひたすら、
アップロードしまくっていた時期があったのですが。
その頃は、自分の身近な友人たちと、
アットホームな雰囲気でyoutube活動に臨んでいたのです。
・まえっさん
・恭平
・名人
・リョーマ
・こっしゃん
というメンバーで、
まるで友人の家で一緒にゲームをしていると錯覚をさせるような、
非常に親しみやすい芸風を展開していました。
が、しかし。
この活動期間は長く続きませんでした。
というのも、方向性の違いからか、
「恭平」「リョーマ」の2人はあっさりと引退し、
ヒカルメンバーはその都度で、編成が大きく変わっていったのです。
で、ここからがポイントです。
引退するくらいだから、
「恭平とリョーマの2人は、ヒカル氏と相性が悪かったのだろう」
と傍目には感じるかもしれませんが。
むしろ逆です。
ヒカルメンバーの中でも、
恭平氏とリョーマ氏は、イケイケのやんちゃなキャラクターで、
むしろヒカル氏に通ずる芸風とすら感じさせられました。
そもそも、この2人はヒカル氏と幼馴染でしたからね。
それよりも、「名人」「こっしゃん」の2人の方が、
出会った期間も短いし、ヒカル氏と迎合する事が難しそうな印象すらありました。
2人共が消極的なキャラクターで、それこそ引退してしまっても、
驚きはしないメンバーだったとすら感じます。
そして実際にヒカル氏は、
「名人とこっしゃんの2人はツボが合わない。
一緒に行動をしても、進行が難しくなるし、気を使うから、
今後は名人とこっしゃんとは、ゲーム実況はしない方向にする」
という無情なクビ勧告をした時期すらあったのです。
しかし、今となっては、
「名人」「こっしゃん」の2人はヒカル氏の下でずっと活躍し、
引退することもなく、長きにわたって行動を共にしているのです。
さて、ヒカル氏の話はここで終わりますが。
この一件でわかったのは、自分と仲の良い人間だけを集めても、
それは馴れ合いっぽい内輪ウケになるだけで、
組織単位で考えると、あまりうまくいかないということです。
おそらく普通にプライベートとして楽しむ場合、
ヒカル氏にとって恭平氏とリョーマ氏は、
気心が知れて、非常に馬が合う仲だったと思います。
だけど、何か1つの組織として、
行動を共にし、大勢の人間を巻き込んでいこうとなった時に、
ただの仲良し集団では、尻すぼみになってしまうと思うのです。
そうではなくて、
わざと自分の意にそぐわない人と行動を共にしたり、
自分と共鳴しづらい人間と活動をした方が、
魅力的で面白い組織と成り得ると思うのです。
例えば、赤レンジャーが5人のヒーロー戦隊って、
そんなのダメに決まってるじゃないですか。笑
強そうには見えるけど、大味になってしまうし、
連携として応用が利かないし、わざわざグループにする理由がないですよね。
そうではなくて、もっと青とか黄とか、
レインボーな集団こそがグループとして活動する上で、
多様性が生じて、最大の利点となるわけで。
赤を5人集めても、それはただの足し算になるだけです。
そうではなくて、カラフルにすることで、
お互いがお互いの魅力を引き出し合い、個性の差別化に成功し、
最強のかけ算を実現できるようになるわけで。
ヒカル氏も途中からこの法則に気づき、
最初は馬が合わなかった「名人」氏と迎合する事に注力した結果、
今ではかけがえのないパートナーとして、成り上がったのだと思うのです。
「自分とちがうタイプの人間と共鳴すると、めちゃくちゃ成長することができる!」
と確信するようになったのだと、思うんですよね。
これがyoutuberヒカル氏の黎明期であり、
四苦八苦しながらも、彼が成り上がった歴史の1つになります。
僕はこのストーリーを知った時、
ふと自分の活動方針について考えさせられるようになったのです。
僕は今もこうやって情報発信をしていますが。
特に最初の頃は、
とにかく自分が好きな話題ばかりを取り扱っていました。
「俺のブログは、俺の興味がある事しか発信したくねえ!」
という唯我独尊スタイル、
それこそ昔のヒカル氏に近いスタンスだったかもしれません。
しかし、ふとある時、
今までの自分のブログ記事を見返してみた時、
「同じパターンばっかで、ありきたりになってるな…」
と反省するようになったのです。
自分が好きな話題ばかりを展開しても、
自分と同じような人ばかり集まってしまうので、
マンネリになってしまい、その先には成功が期待できない気がしてきたのです。
そこで自分を省みた僕は、
もっと柔軟に発想を飛躍させ、あえて自分が興味のないテーマにも、
容赦なく身を投じてみようと考えるようになりました。
例えば、ぶっちゃけ僕は、
恋愛とかスポーツの話にあまり興味がありません。
しかし、だからといってそれらを拒絶するのも、
それはそれでまた違うのかな、と思うようになったのです。
そうではなくて、
自分にとって造詣が浅いテーマをあえて扱うのも、
未来への投資としては悪くない選択だと感じるようになったのです。
というより、造詣が浅いテーマを扱った方が、
嫌味がなかったり、客観的視点を混ぜやすくなるので、
むしろそれはそれで、魅力的なコンテンツになる時も多々あると思うのです。
だから僕は、わざと興味がないテーマを掘り下げ、
なんとかして魅力を生み出してやろう、面白い切り口を展開してみよう、
という反骨精神を利用して、情報発信に取り組むようになったのです。
で、手前味噌の話になりますが、
やっぱりアクセス結果にその頑張りは表れました。
周りの人間達が、好きなテーマを好きなように発信している中で、
僕みたいにあえて興味がないテーマを、掘り下げている人間って超レアなので、
他人との差別化にも成功し、良くも悪くも珍しい記事構成が実現できるようになったのです。
もちろん、自分の好きな話題を、
気が済むまで吐き出しまくるのも、それはそれで面白いのですが。
それとは別に、あえて自分が興味ないテーマを掘り下げてみるのも、
面白い環境を生み出す上で、非常に重要な事なんだなと。
それをヒカル氏の黎明期を知る事で学べたし、
実際に自分もそのスタンスを模倣してみる事で、
理想的な結果を実現させる事にも成功できたので、
この考えはやっぱり間違っていないと思うのです。
ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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