警察官がタメ口なのはなぜだろう
あなたはこれまでの人生で、
おそらく何度か、警察官と接触をした機会があると思うのですが。
彼らってなぜか、
「初対面なのにいきなり、タメ口で話しかけてくる」
というイメージがありませんか?
「警察官」とは、大昔から存在する職業です。
現代では公務員という形で、国民との親和性も高い存在になりました。
大衆から尊敬されているし、権力も強く、崇められている職業です。
しかしそれなのに、なぜか彼らは、
一般市民と接触をする時、必要以上に高圧的なイメージが、
今も昔も、僕の中には根強く存在しているんですよ。
昔は僕も子供だったので、
「僕が小学生だから、彼らは僕を下に見ているのかな?」
と幼心に思っていたのですが。
どうやらそうではありませんでした。
明らかに大人として成人した僕に対しても、
あいもかわらずなぜか現在進行形で、
タメ口上等という姿勢で向かってくる場面が多々あります。
そこでこれから、この主張を裏付けするために、
「警察官」に対する象徴的なエピソードが僕にはあるので、
それを打ち明けていきたいと思います。
僕が高校生の頃、
期末テストの振り替え休暇か何かで、
平日だけど休みになった日があったので、
お昼からフラフラと自転車で散歩をしていた時がありました。
「平日で休みってのは気分が良いな~。お昼ごはんはどこで食べようかな~。」
みたいな感じで、サイクリングをしていたのですが。
すると突然、
「おい君!今すぐ自転車から降りなさい!」
という叫び声が近くでこだましました。
僕はいきなりの出来事に驚き、
すぐさま叫び声の発生源に、パッと目を向けると、
そこにはなんと、仁王立ちの警察官が待ち構えていたのです。
すぐさま僕は、自転車から飛び降り、
警察官のそばに近寄っていきました。
警
「君!こんなところで何をしている!歳はいくつだ?どこに行くつもりだ?
学生じゃないのか!?だとしたら学校はどうした?身分証があったら見せなさい!」
警察官は矢継ぎ早に、
僕に対していきなり質問責めをしてきたのです。
突然の出来事に僕も面食らっちゃって、内心は、
「・・・・・は?」
と思いましたけど、とりあえず素直に、
要求どおりすべての質問に回答をしました。
すると警察官も納得したのか、
警
「なるほど!今日は学校がたまたま休みなのか!
よし!じゃあ最後に自転車の防犯登録を見せてくれ!」
と要求されたので、しぶしぶ僕は開示しました。
警
「OK!身元確認も取れた!
ご苦労!じゃあもう行っていいよ。」
みたいな感じで、
この一件は無事に事なきを得ることができたのですが。
え・・・?おかしくないですか?
まず大前提として、僕は何も悪いことをしていません。
普通に自転車に乗っていただけです。
それなのになぜか、いきなり僕の進路を遮って、
命令口調でまるで僕が悪者かのように、立ち向かってきたのです。
例えばもし僕が、自転車の2人乗りとか、
真夜中を無灯火で疾走したりとか、明らかな交通違反を働いていたのなら、
タメ口の命令口調で詰め寄ってくるのもわかります。
しかし僕は、
真昼間に自転車でサイクリングをしていただけなのに、
なぜいきなり、高圧的な態度で威嚇してくるのかが理解できませんでした。
もちろん最後に、
「交通安全のご協力ありがとうございましたー」
みたいな労いの言葉すらありませんでした。
僕だって最初から、
「お急ぎのところすみませーん。
治安保全のために、よろしければ取り調べにご協力くださーい。」
みたいな訴求をしてくれたら、快く質疑応答をすることができたのに。
これって今でこそ笑い話になりますが、
当時はイライラしながら、その後の昼食を喰らっていた記憶があります。笑
ちなみにこんな話をすると、大概、
「警察官の全員が全員、そんな悪い人ばかりじゃない!」
とか
「ちゃんとした警察官は他にもたくさんいる!」
みたいな感じで、煙に巻こうとする意見があるのですが。
そんなの知ったこっちゃありません。
それを言い出したら、
コンビニ店員だって、牧師だって、音楽家だって、
どの職業にも良い人や悪い人は存在するに決まっています。
警察官だけを特別扱いするわけにはいきません。
ましてや公務員として従事をしているわけですから、
善良市民に対しては、大人としての対応をしてもらわないと。
子供じゃないんだから、初対面でタメ口はおかしいですよ、
普通の一般企業だったら速攻でクビになるわけで。
おっと、これ以上の言及を進めてしまうと、
ただの愚痴になってしまうので、そろそろ考察に移りたいと思います。
まず結論からいうと、
警察官がタメ口である最大の理由、それは、
「タメ口じゃないと市民からナメられる」
という要因が一番濃厚なのではないかと、
僕は予想しています。
彼らは初対面の一般市民には、
とりあえず一発威嚇しとかないと、不安でしょうがないのだと思います。
つまり昔のヤンキーと発想が同じですね。
他校のやつらにナメられたら、男として終わりだから、
剃り込み入れて、リーゼントで短ランでボンタンみたいな。
ツッパって、ガンくれて、常に喧嘩腰。
こんな感じの、いわゆる昭和のヤンキー思想が、
現代の警察官にも一部、根付いているのだと思うんですよ。
そして後は、
警察官という業務に従事している自分自身の事を、
「選ばれた精鋭の一員」
という自尊心というか選民思想があるのです。
これの最たる例として、有名な話があります。
警察官って普段は制服を着用して働き、
プライベートの日は、私服を着て過ごすわけですが。
なぜか私服で街を歩くと、
通行人と肩がガンガンぶつかってしまう様になるのです。
というのも、仕事中は制服を着ているから、
通行人が自然と自分の周りを避けて進行してくれるので、
自分は思いのまま、自由に直線を歩くことができるらしいのです。
しかし、私服になった途端、
周りの人々は、自分の事を警察官として認識しなくなるので、
一般人扱いをされ、誰も道を譲らなくなってしまい、その結果、
「警察官のプライベートは通行人とぶつかりまくる」
という現象が発生してしまうのです。
これは警察官あるあるというか、職業病として有名な話です。
つまりこれって、
「いかに普段から偉そうに道を闊歩しているか」
を証明していますよね。
警察官ってべつに、国民の上司じゃないんだから、
偉そうにする権利はどこにもないんですけどね。
それでもなぜか、
「自分は一般市民よりも、ワンランク上の偉い存在」
と誤認しているみたいです。
とまあ、ネガティブな内容になってしまいましたが。
やっぱり実績というか権威を保有してしまうと、
大なり小なり、偉そうな立ち振る舞いになってしまうのは仕方がないのかな、
と妥協している部分が僕にもあったりします。
というのも最近僕も、
ブログのアクセス数が伸びてきたりしたものだから、
それだけでなぜか、ちょっと優越感に浸ったり、
心なしか上から目線の文面が見え隠れしていた気がしていました。
でもそれって結局、
偉そうにしている警官と同じ穴のムジナだったというか・・・。
自分は警察官の在り方に文句を言うくせに、
「あなた自身はどうなの?」
って問われたら、何も言い返せない自分がそこにはいたのです。
そんな事を考えていたら、急に恥ずかしくなってきたので、
これからは反省して、情報発信を開始した当初のような、
謙虚な姿勢に立ち返ろうと思います。
こんな大切な事に気づかせてくれた当時の警察官に、
今更ながら、僕は少しだけ感謝の気持ちが芽生えてきました。笑
ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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