• このエントリーをはてなブックマークに追加

オーシャン東京で三科光平さんに髪を切ってもらった

Pocket
LINEで送る

こんにちは、ちゃんのおです。

 

僕は今まで、「オーシャン東京」という美容室について、
2記事ほど更新をさせてもらっています。

※参考記事
・オーシャン東京で髪を切ったら熱い気持ちになった話
・オーシャン東京でもるさんに髪を切ってもらった

そして今回は、第3弾という形で、
まだまだ伝え足りない、オーシャン東京の魅力を語っていこうと思います。

さて、以前もお伝えした通り、
僕がオーシャン東京で実際に担当してもらった事があるスタイリストは、

・もるさん
・三科光平さん
・高木琢也さん

の3名になるわけですが、今回はこの中でも、

「三科光平さん」

についてを取り上げていきたいと思います。

 

そもそも、多くの人は三科さんに対しどんな印象を抱いているでしょうか。

僕の三科さんに対する最初の印象は、とにかく完璧で、
「ザ・理想的の美容師」
というイメージ像が先行していました。

まず、シンプルにルックスが良すぎます。

僕は実際に担当してもらったからわかるのですが、
とにかく外見が良いし、そりゃこんな人に切ってもらっただけで、
さも自分が生まれ変わったような錯覚を得てしまうのも無理はないと思います。

しかも何がカッコ良いって、すでに美人の奥さんと幸せな夫婦生活を送り、
今では男性客限定のスタイリストってのがまた渋いですよね。

 

さて、そんな三科さんですが、
僕は実際に彼に担当をしてもらい、談笑もしつつ髪を切ってもらったわけですが。

接客中に彼の美容師像を聞いているうちに、
彼に対し、何とも言えない気持ちが湧き上がったのです。

 

というのも、美容師というのは、
美容学校を卒業し、資格を手に入れて就職をするわけですが。

三科さんは少し特殊で、学生時代は読者モデルとして、
チョキチョキという有名な雑誌でモデル活動に励んでいました。

持ち前の外見の良さを活かし、
そして何より美容師になった時に有利になるだろうと考え、
授業よりもモデル活動に専念していたらしいのですが。

ここには大きな落とし穴がありました。

というのも、単刀直入に、
もし自分が美容師で同業者の立場だったとすると、
モデルあがりの美容師ってムカつくじゃないですか。笑

そして三科さんも、いざ自分が有名美容室に就職して、
アシスタントとして働くうちに、
どうしても不遇の立場になってしまう事も、少なくありませんでした。

 

以前もどこかでお伝えしましたが、
美容師というのは日本に存在する職業の中でも、
トップクラスの離職率を誇っています。

大半の人が1~2年で辞めてしまうのです。
スタイリストになる前に、アシスタント(お手伝い)の段階で辞めます。

肉体的にもキツいし、年間休日も少なすぎるし、
1日にの拘束時間もメチャクチャ長いし、給与もかなり少ないです。

「あたしは美人だ!俺はイケメンだ!
そんな自分がオシャレなお店で客をカッコ可愛くしちゃうぜ!」

というノリで就職した人は特に、
理想と現実のギャップに苦しんで速攻で辞めちゃいます。

その風潮もあってか、三科さんは特に、
「ああ、モデルあがりのあいつかwどうせすぐ辞めんだろww」
という風当たりが本当に厳しかったみたいです。

 

で、三科さんはその先入観が本当に嫌で嫌で、
仕事も超真面目に取り組み、空き時間とかもマニュアルとかカタログを熟読し、
モデルハントも全力で取り組んだのでした。

今の時代とちがい、当時はパワハラも当たり前、
罵詈雑言が飛び交う中でも、家賃ギリギリの安月給でも、
三科さんはくじけずに一心不乱で取り組みました。

その結果、業界でもトップクラスのスピード、
「2年」でスタイリストの肩書を勝ち取ったのです。

今まで自分を馬鹿にした先輩同僚は、スタイリストになれず退職をしていく中で、
三科さんはメキメキと力を付け、自分が思い描いていた美容師像に着実に近づいたのでした。

 

そして、ここからはオーシャンの常連ならご存知の通り。

同じ美容室で先輩だった「中村トメ吉」氏と、
他店で凄まじい人気を誇っていた「高木琢也」氏と共に、
「オーシャン東京」を立ち上げ、破竹の勢いでトップ美容室に成り上がるわけですが。

ここで僕が特にすごいなと感じてしまうのが、
三科さんは周りが想像する以上に、常に刺激的な場にガツガツした環境とか、
「何が何でも食って掛かってやろう」という気兼ねが凄まじいのです。

それこそ最初の有名美容室で無事にスタイリストになって、
給料も増えたら、普通だったら落ち着いてしまうというか、

「これでやっと遊べるぜ!俺はイケメンだぜ!」

と慢心するのが普通だと思うし、
おそらく僕が三科さんだったらそうするのですが。

彼はここからさらに、何が何だかよくわからない、
だけどワクワクしちゃうという「オーシャン東京」の立ち上げに、
参加するという行動力が凄まじいと思うのです。

今の肩書とか安定した給料を捨てて、
新たにオーシャンに身を投じる度胸というか気兼ねというか。。。

そして、やはり設立当初は、
食費もないからペヤングの大盛りばかり食べたり、
同業者からの嫉妬とかやっかみも凄かったらしいのですが。

それを吹き飛ばして今のオーシャン代表取締役になった経緯があるのです。

 

とまあここまで聞いて思うのが、
想像以上に三科さんは遊んでいないというか、基本的にずっと仕事で苦労ばかりして、
そんなに煌びやかな世界を歩んでいないのです。

僕が今まで出会った人の中で一番、
「水面を優雅に浮かぶ白鳥も実は水面下では必死に足をもがいてる」
というのをまさに地でいってる感じの人でした。

これが実際に三科さんと会話をした限りで、
僕が彼に抱いた率直な感想です。

そして僕は三科さんに対し、

「いや~三科さんの予約取るの大変でした~。
2か月前の予約がすべて3分で埋まるってやばいっすねw」

とラフに会話したのですが、それに対し三科さんは、

「ありがとうございます^^
だけど、この人気って絶対長く続かないって僕らもわかってますよ。
昔に話題だった美容室も、飽きられてすぐ人気低迷する様を何度も見てきましたから。

だから最近ではオーシャントリコという公式グッズも開発してて、
美容室人気が低迷したとしても、ずっと忘れられない存在になろうとしているんですよね。

僕がアシスタントの頃は、何としてでも客を取ろうと必死でしたけど、
最近はアシスタントにもファンがいたりするくらいなので、
それが良い反面、泥臭く出世してやろうという若い子が減ってまずいんですよねぇ。」

という類の話をしてくれました。

三科さんが成功した理由、それは、
モデル活動が裏目に出てしまって、人一倍恵まれない待遇を余儀なくされたり、
一度築いた安定した肩書を捨て、また自ら不安定を好んだり。

誰よりもしんどい体験をしているからだと知りました。

今でも商品開発を睡眠時間を削ってでも取り組み、
youtube活動に取り組み、後輩の技術指導を行い、講習会にも引っ張りだこで、
もちろん自分の美容師業もやりつつ、本当に仕事仕事仕事という過酷な環境が常になっている感じでした。

 

イケメンとか外見がというよりも、
「そりゃそんだけ仕事ばっかりやってたら成功するだろ・・・」
という感想に尽きましたね。

そして、いかに今の自分が生ぬるい環境で、
仕事に対して熱い気持ちが欠如しているかという事を、
彼に髪を切ってもらっている最中に思い知らされました。

だから、その感情を忘れないように、
今回はこの記事を書いてみたという感じです。

 

ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

物足りない方へ

著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
自分から攻撃を仕掛けたい!

そこで、情報発信をはじめてみたら、
想像以上にアクセスが伸びて驚く。

もっともっと面白くしていくので、
これからもお付き合い願います!


詳しいプロフィールはコチラ

アーカイブ

カテゴリー