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「僕って頭良いですよ」というアピールをやめました

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「頭が良いと言われたい」

おそらくこの感情は、
老若男女すべての人間が持ち合わせていると思うのです。

「頭が悪い」
と言われて喜ぶ人はいないし、
むしろ怒り狂って、猛反論する人も少なくないと思います。

かくいう僕もその一人で、
勉強は大してできないし、車の免許試験にも2回落ちた人間だけど、
なるべくなら、「頭が良い」と世間から言われたいものです。

そして現在では、ブログを更新しているわけですが。

やっぱりどこか、
「頭が良いと思われるにはどうすればいいのか?」
みたいなことを、企んじゃっている自分がどこかにいます。

この発想がすでに馬鹿丸出しっぽいけど・・・。

しかし最近、

「この考えは捨てるべきだ!」

と奮い立ったエピソードがあるので、
今回はそれを発表したいと思います。

 

さて、突然ですが。

テレビの「視聴率」ってあるじゃないですか。
フジテレビとか日テレとか、
それぞれの番組ごとにおける、視聴者数を計測する指標ですね。

では、その視聴率って、
どうやって計測するのかって話ですが。

最近は地デジになったので計測方法がわからないのですが、
アナログ放送の時代は、一部の家庭のテレビに限定して、
計測器を設置していたんですよね。

さすがに全国民のテレビに、
計測器を設置することはできないので、
電波局が一部の家庭だけに、計測器の設置を依頼していたのです。

しかし、ずーっと同じ家庭に計測器を固定すると、
どうしても視聴率に偏りが発生してしまいます。

だけど、それでは信憑性に欠けてしまうので、

「何か月かの周期で、計測器を設置する世帯を転々と変更する」

という苦肉の策を、電波局は実施しました。

 

ピンポーン。

「すみませーん、電波局の者ですが。

ただいま現在、テレビ局ごとの視聴率を計測するために、
各ご家庭のテレビに、視聴率の計測器を設置していただけるか、
お願いに回っているんですよ~。

よろしければ、ご協力をお願いできませんでしょうかー?」

みたいな感じで、
対象世帯を定期的に変更していました。

 

さて、ここからが面白い話になるのですが。

「今日からあなたの視聴するテレビ番組を計測します!」

って言われた人間達が、どんな行動に出ると思いますか?

まあ、もったいぶる話でもないので、
結論を言っちゃうと、

「真面目で頭が良さそうな番組の視聴率が劇的に上がり、
低俗な番組とか幼稚な番組の視聴率が劇的に下がる。」

という現象が如実に発生するんですよね。笑

これはもう鉄板というか、
視聴率業界では有名な話です。

つまり、
「教養番組とかアカデミックな番組の視聴率が上がり、
下世話・下ネタみたいな要素を含む番組の視聴率が下がる」
ということです。

「本当は低俗なバラエティ番組とか、幼稚なアニメとかを観たいけど…。
電波局の人達に、頭が良いって思われたいから、
我慢して真面目で頭が良さそうな番組を観るか・・・!」

という思考が視聴者の中に芽吹くのです。

例えば、子供がアニメを観ようとすると、

「こらー!そんなくだらない番組を観ている事が、
電波局の人にバレると恥ずかしいから、すぐにチャンネルを替えなさい!」

みたいな感じで、
お母さんから怒られちゃったりもするのです。

 

しかし、この現象って長くは続きません。
途中からどうでもよくなっちゃうんですよね。

「やっぱり好きな番組を観たい!」

という渇望を抑えきれなくなっちゃうのです。

その結果、おおよそ一か月以内に、
結局いつもどおりの視聴率に戻ります。笑

つまり、低俗・幼稚なテレビ番組の視聴率が復活して、
教養・アカデミックな番組の視聴率は再下降するわけです。

世間体よりも、個人の欲望を優先するようになるんですよね。

例えるなら、
「痩せるために毎日走るつもりが、結局3日間で辞めちゃう。」
みたいな感じになるのです。

 

さて、この話はここで終わりますが。

僕はこの話を聞いたとき、
ふと自分のブログを見つめなおすキッカケになりました。

もし僕が、
「頭が良いと思われたい」
という気持ちでブログを運営すると、
必然的に教養・アカデミックの記事が増えるわけですが。

そうなってしまうとテレビと同じで、

「上辺だけの読者が増えてしまい、
求心力の欠如したブログに成り下がってしまう」

という危険性を孕ませてしまう事に気が付きました。

これって本来の人気ではなく、
にわかというか、烏合の衆の集い場になっちゃうと思うんですよね。

 

例えば僕が、

「ダイエットの方法を教えます!」
「英会話テクニックを教えます!」

みたいなアカデミック要素ばかりを徹底的に謳っちゃうと、
上辺のアクセスだけが集まってしまうのではと思うのです。

だけど、僕はそれを望んでいません。

そうではなくて、
「とにかくあなたの面白い情報が知りたい!」
という人を集めまくって、意見をぶつけ合っていきたいのです。

そうなってくると、テレビの視聴率と同じで、
「頭良さそうに見られる事を最優先に考える必要はない。」
と感じるようになったのです。

これはブログとか文章だけの話ではなく、
実際に友達とかと会話する時も同じですよね。

うんちくアピールばかりする人って、しんどいじゃないですか。

理論で説得するのではなく、感情で説得することに、
求心力、連帯感というものが発生するのではと、
テレビの視聴率事情を知って、最近は考えるようになりました。

 

P.S

数学の参考書よりも、
ワンピースとかドラゴンボールの漫画の方が売れているのが、
今回のすべてを証明している気がするんですよね。

役に立つ情報とか、頭が良くなる情報よりも、
本能むき出しの面白い情報の方が、
需要があってみんなから愛されるのです。

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
自分から攻撃を仕掛けたい!

そこで、情報発信をはじめてみたら、
想像以上にアクセスが伸びて驚く。

もっともっと面白くしていくので、
これからもお付き合い願います!


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