孫悟飯が最強になれた理由を考えてみた
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こんにちは、ちゃんのおです。
今日は僕が好きな漫画の1つ、
「ドラゴンボール」
という作品についてを語っていこうと思います。
この作品は、僕が生まれる前から連載が開始され、
今でも語り継がれる人気漫画の頂点でもあり、
もはや魅力は多方面で語り尽くされているわけですが。
僕にとってこの作品は、結末が特に衝撃的だったんですよね。
というのも、そもそもドラゴンボールというのは、
主人公の孫悟空が宇宙最強の男になるために、
人類の平和を守るために、悪戦苦闘する作風になっているわけですが。
実はその夢を果たせぬまま、悟空は最強の存在になれず、
この作品は最終話を迎える結末で終わりました。
最終的に最強のキャラクターに君臨したのは、
悟空でもなく、魔人ブウでもなく、ベジータでもなく、
「孫悟飯」
になったのです。
悟空の息子である悟飯が、最強のキャラとして最後に君臨し、
ドラゴンボールは最終話を迎えました。
※ベジット、悟飯吸収ブウなどの複合キャラを除く
そして、悟空はそんな息子の悟飯に対し、
ある一言を漏らした時があり、
僕はその場面が今でも、非常に印象として強く残っています。
悟空
「考えてもみろよ、悟飯はチビの頃からみんなと同じように闘っていた。
俺がそれぐらいのガキだったころはてんで大したことなかった」
悟空がまだ子供の頃、
当時は「戦闘力」も過剰なインフレを起こす前だったので、
敵もレッドリボン軍などのかわいい世界観でした。
それに対し、悟飯の場合は、
物心ついた頃からナッパやベジータなどとタイマンで戦わされ、
常に死線と隣り合わせの環境が日常になってしまったのです。
例えるならば、まだ小学生なのにランドセル背負ったまま、
わけもわからず高校生たちに混じって乱闘に参加させられる、
みたいなノリを強いられていたのです。
しかも、悟空は自分の意志で死線を楽しんでいたのに対し、
悟飯の場合は選択の自由は許されず、
半ば強制的に、過酷で理不尽な環境に参戦させられていました。
そして、その過程もあってか、
最終的には父親の悟空を超え、宇宙最強の男として君臨した後、
ドラゴンボールの物語は幕を閉じたのでした。
さて、ドラゴンボールの話はここで終わりますが。
僕が子供だった頃、悟飯が最後は最強になったという結末に対し、
「最後は親父を越える展開ってカッコ良いな~」
くらいにしか感じなかったのですが。
大人になった今では、見方が少し変わってくるというか、
もっと感慨深い気持ちになるんですよね。
というのも、この結末って、
現実世界にも通ずる時が多々あると思うのです。
それこそ悟空とかベジータみたいに、
とにかくイケイケで、気が強いだけの人間って、
初動の勢いが凄いだけで、最終的には意外と大したことがなかったりするからです。
例えば、「美容師」の世界がその典型例だったりします。
美容師というのは言わずもがな、
美容学校を卒業して、美容師免許を取得して働くわけですが。
美容学生時代に、やる気満々で放課後練習しまくったり、
勤勉でストイックな学生にかぎって、
卒業後に就職しても、アシスタントの段階ですぐ辞めてしまう傾向が強いのです。
それに対し、学校も卒業ギリギリで課題を提出したり、
学生時代はバイトばっかりして、真面目に出席をしなかった学生の方が、
意外と美容師として飄々と生き抜いていたりするらしいのです。
高校3年生
「勉強もだりいし、すぐには就職もしたくねえし、
髪いじるの好きだし、美容学校でも行くか~」
みたいなスタンスだった人の方が、
美容師になった後も、意外と長続きしたりする現状があります。
というのも、イケイケで気が強い美容学生というのは、
美容師に対する理想像が強すぎたり、自己評価が高すぎるので、
いざ自分が美容院に就職した後、理想と現実のギャップに耐え切れなくなるらしいのです。
美容師って傍から見ると、
オシャレでスタイリッシュなイメージがありますけど、
実際は超ガチガチの体育会系で、退職率もトップクラスの世界ですからね。
しかも、悪い意味で真面目な人だと、
ガス抜きの方法もイマイチ知らないので、
ストレスでパンクしてしまい、気が滅入って退職する人が後を絶ちません。
それに対し、不真面目だった美容学生の場合、
そもそも大して美容業界に憧れもないし、消去法で選択した職場だったりするので、
仕事中に理不尽な場面に直面しても、
「まあ、こんなもんか。
辞めたところで他にやりたい事もないし、
もうちょっと続けてみるか」
みたいな感じで、美容業界に対する期待値が元々低かった分、
理想と現実のギャップに苛まれる事もなく、
不真面目だった学生時代の頃みたいに、ストレスの発散も上手だったりするのです。
というか、そういう価値観の美容師の方が、
良い意味でプロ意識が薄かったりして、抜け感があるんですよね。
そして、その雰囲気がリラックスできるから、
客側としても緊張しなくなるので、その美容師に対する印象が良かったりもします。
あと、他にも例えば、
「エンジニア」
とかもこのパターンが多いんですよね。
「これからはITの時代だ!」
などと聞きかじったキッカケで、
エンジニアを志す人間って、結構な確率で脱落します。
それこそ僕もエンジニアとして働いていますが、
僕は学校とかも卒業せず、適当な参考書を買って勉強して、
そのままの流れでなんとなく就職したクチです。
そんな僕に対し、ちゃんと理系の大学とか訓練校を卒業した人は、
僕みたいなノリの人が許せないらしく、
「ちゃんのおは独学だからなぁwまあ頑張れよw」
みたいな感じで、最初の頃は先輩風を吹かせたりしていました。
だけど、風の噂によると彼らは、
IT業界に蔓延る下請け地獄に辟易として早期退職したり、
今でも終電ギリギリで健康ランドに外泊したりしてるみたいでした。
それに対し僕は、意外とプログラミングが楽しくなってきたりして、
国際検定を仕事の合間に取得したり、能力が評価されてもっと条件の良い会社に転職したり、
なんやかんやでリラックスして続けられています。
そもそもプログラミングってパズルですからね。
何となくの楽しい気持ちで、遊び感覚で着手するエンジニアの方が、
業界に対する期待値とかも低いので、
理想と現実のギャップに苦しむ事もないんですよね。
「とにかく真面目で、仕事に誇りがあります!」
みたいなエンジニアの方が、意外とすぐに辞める傾向があります。
ベジータの場合も、
「俺はサイヤ人の王子だぞ!気高いエリート戦士だぞ!」
と吠えておきながら、作中では数々の醜態を晒しました。
最初の悟空に負けた時は、捨て台詞を吐きながら命からがらで脱出したり、
フリーザに負けた時は涙を流し殺されて、セルに負けた時は引退宣言までしたのです。
それよりも、悟飯みたいに、
「なにがなんだかわからないけど、まあとりあえず参戦しますか」
みたいな抜け感がある人の方が、どの業界でも大成する気がするんですよね。
あまり難しい事を考えず、とりあえず現場に身を投じちゃう、
よくわからんけどとりあえず開始してみる、
という人の方が、イケイケで気が強い人よりもうまくいく場面は多いと思うのです。
僕自身もなんとなくのノリでブログをはじめて、
難しい事を考えずとにかく動き続けた結果、
今ではだいぶアクセスが伸びてきたという現実があります。
エンジニアに関しても、
学校も出てないし、すべてが独学だったけど、
今でも快適に続いているし、楽しんでいる自分もどこかにいます。
そんな感じで、うだうだ言ってないで、
問答無用でさっさと実践に飛び込んじゃえば、
「意外となんとかなっちゃう」
というパターンは多々あるのです。
孫悟飯がそれを教えてくれたので、僕はこれからも、
「よくわからなくても、すぐに現地入りしちゃう」
というスタンスを貫いていこうと思ってます。
P.S
ちなみに今回の美容師に関する話は、
「オーシャン東京」
という僕が普段から通っている有名美容室の、
担当スタイリストとアシスタントから聞いた話になります。
美容師は職人の世界だし、エンジニアはパズルの世界なので、
良くも悪くもガチガチの真面目な価値観の人は、
就職後に理想と現実のギャップに苦しんでしまうと思うのです。
もっとも、一般的なサラリーマンの世界は違うのかもしれませんが。。。
ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー
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