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ナイチンゲールの一番の功績を知っていますか?

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

相手を説得する時、公の場で情報を発信する時、
「斬新な情報で相手を納得させてやる!」
と奮起する人って多いと思うんですよ。

かくいう僕もその一人で、
いかに突飛な発想で相手を驚かせることができるか、
と挑戦してみる時が多々あるのですが。

やっぱりそれって、毎回毎回はキツいんですよね。笑

で、その結果、
「俺って才能ないじゃん・・・。」
という感じで落ち込んでしまい、尻すぼみする場合も多いのですが。

最近僕は、「ナイチンゲール」の功績を知った事で、
「あれ、有益な情報発信って意外と楽じゃね?」
と思ったエピソードがあるので、今回はそれをお伝えしたいと思います。

 

さて、ナイチンゲールと聞いて、
多くの日本人は何を思うでしょうか?

おそらく、大半の人は、
「優しい看護師さん」
という印象で終始してしまう場合が多いと思うのですが。

実は、彼女の一番の功績って、
「医療環境を統計的に論じた」
という点だったんですよね。

 

というのも、彼女は戦時中に、
死者が続出していた当時の劣悪な医療環境に対して、

「負傷による戦死者よりも、不衛生がキッカケで死んだ戦死者の方が多くね?」

という疑惑がずっと渦巻いていたのです。

で、その疑惑を立証するために、
実際に現地に足を運び、死亡原因とかをグラフ化する事で、
不衛生における感染症がいかに恐ろしいかという事を、
ちゃんと数字で論じたのです。

その結果、医療環境における、
衛生面が徹底的に管理されるようになり、
多くの患者を救う事に成功したのです。

つまりこれって、
「事実をまとめた」
という一点張りに他ならないのです。

何かセンセーショナルな特効薬を見つけた、生み出した、
というわけではなく、あくまでも事実データを採集して、
その結果を反映させて、快適な環境を生み出しただけなのです。

つまり、研究職というよりも、
統計学とかに類する功績だったのです。

だけど、何か斬新な特効薬を生み出した人間の名前よりも、
「ナイチンゲール」という名は後世にまで轟くようになったのです。

つまり、評価されるようになったのです。

 

ナイチンゲールのすごいところは、
やはり「事実データ」という観点で物を論じたところにあると思います。

今以上に男尊女卑の傾向が強かった昔は、

「女の意見なんか参考にならんだろ」

という風潮が根付いていたと思うのですが。

そこでナイチンゲールはそれを打破するために、
ちゃんと「事実データ」という客観的な物差しを用意し、
うだつの上がらないオッサンたちを黙らせたのです。

 

さて、ナイチンゲールの話はここで終わりますが。

情報発信とか話術に関しても、
今回の話って当てはまると思うんですよね。

つまり、斬新な情報をぶつけるよりも、
ちゃんと数字に基づいた上で何かを論じた方が、
相手を説得するのは容易になるし、刺さるし、
価値のある情報として取り扱ってくれるようになるのです。

もちろん、斬新な情報をぶつけてやろう、
という野心は見上げた根性だし、
僕もその気持ちは、今後も大切にしていきたいと思っているのですが。

毎回毎回、そればっかりを考えるのではなく、
情報を徹底的に調べて、勉強をして、
そこで記されている、「事実」「データ」「結果」などを提示すれば、
それだけで相手は価値を感じてくれる。

ということがわかりました。

地味に感じるかもしれませんが、
だからこそ、それってみんなはやりたがらないし、
面倒くさがらずにやれば、相手も信頼してくれる気がするんですよね。

それをナイチンゲールが立証してくれました。

 

例えば、ブログの世界だったら、
「書評」
って超人気あるんですよね。

本を読んで、その感想を記事にすれば、
想像以上に簡単にアクセスを集めたりできるのです。

でも、僕はその方法があまり好きじゃなくて。

だって、本を執筆した人間ってすごいけど、
本の書評をするだけの人って、すごくないと感じちゃうじゃないですか。

だけど、世間では書評が思っている以上に需要あるし、
多くの読者が喜ぶとわかったので、僕もやってみようと思うようになりました。

それもこれも、ナイチンゲールが僕に指南してくれた、
みたいなところが、けっこう大きかったりするのです。

研究者よりも、統計者とか利用者の方が、
実はおいしい待遇をゲットしているぞ、と。

この考えを否定するというのは、
ナイチンゲールを否定することになるので、
事実をまとめるという行為を、もっと真摯に受け止めようと思いました。

 

P.S

話は少し脱線しますが、
研究者って実はあまり儲からないんですよね。

研究者の人が、10年20年、寝ずに研究して発明した物を、
どこかの馬の骨が、研究結果を利用してお金を稼いでいる。

というパターンって多いですよね。

その結果、研究者はあまり称賛されないのに、
それを後乗せサクサクで利用しただけの企業が、
世間からはなぜか、異常にチヤホヤされていたりするんですよ。

これって、研究者からするとムカつくかもしれませんが、
それが世の常だったりするのです。

そういう意味でも、何かを生み出すより、
生み出された物をまとめたり、わかりやすく加工したり、
そんな立ち回りをする人の方が、世間では需要があったりするんですよね。

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
自分から攻撃を仕掛けたい!

そこで、情報発信をはじめてみたら、
想像以上にアクセスが伸びて驚く。

もっともっと面白くしていくので、
これからもお付き合い願います!


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