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日本人のほとんどが「真面目」という言葉の意味を知らない

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

世の中には間違った意味で、
言葉が浸透してしまってる場合が多々ありますよね。

例えば、
「フレンチキス」
がその典型例だったりします。

フレンチキスというのは本来、
舌と舌をベロベロしながら行う激しいキスなのですが。

なぜか世間では、唇と唇が軽く触れただけのキスを、
「フレンチキス」と間違って呼んでいます。

他にも例えば、
「サイコパス」
も誤用されている単語の1つです。

何を考えているのかわからない根暗な人間が、
殺人鬼になったりする事を、サイコパスと呼ぶ人が非常に多いのですが。

これはサイコパスではなくて、
むしろけっこう普通の人だったりします。

ミステリアスな人がミステリアスな事をしているだけで、
むしろ典型的なあるあるパターンというか、予想通りの人格だったりするわけで。

そうではなくて、本当のサイコパスというのは、
笑顔でニコニコしながら人懐っこくて、フレンドリーで優しかったのに、
相手が後ろを向いた瞬間に殴ったりする人間の事を指すのです。

相手を油断させて、懐に入った瞬間、
本来の目的を残酷に遂行できる人間こそが本当の意味で、
「サイコパス」
と学問的には呼ばれています。

 

とまあ、万事この調子で、
「言葉」というのは勝手に独り歩きして、
本来の意味とは乖離した使われ方をする場合が多々あるわけですが。

今回はその中でも、多くの日本人たちが、
特に間違って誤用している言葉について、深く言及していきたいと思います。

フレンチキスとかサイコパスというのは、
まあ誤用しても問題はないというか、非日常的な言葉だし、
どうでもいいといえば、どうでもいいのですが。

これからご紹介する言葉というのは、
使い方を誤れば一生後悔してしまう危険性もあり、
僕も本当の意味を知った時、非常に悲しい気持ちになった言葉なので。

是非、真剣に一度向き合ってもらえればと思います。

さて、その言葉というのはズバリ、

 

「真面目」

 

という非常にポピュラーな言葉になります。

「真面目」という言葉、これはおそらく、
日本人ならば誰しもが普段から頻繁に多用している言葉であり、
間違えようがないほどシンプルな言葉と錯覚しがちですが。

僕が思うに、ほぼ大半の日本人が間違って誤用しており、
かくいう僕も最近までずっと勘違いして使用していたのです。

その反省を省みる意味でも、
今回は思いの丈を吐き出していきたいと思います。

 

と、その前に。

一度ここで「真面目」を辞書で調べると、

・本気である事
・誠実な事
・本来の姿である事

という意味が記載されており、
誰しもが納得の意味合いであると思うのですが。

これを踏まえた上で、これから僕の体験談にちょっとだけお付き合いください。

おそらくガラッと
「真面目」
に対する価値観がひっくり返ると思うので。。。

 

さて、これは、
「僕が学生時代の旧友とバッタリ再会した時の話」
になります。

当時は子供だった僕たちも、今となっては30歳になり、
激太りしてる人もいれば、禿げあがっている人もいれば、
まあ色々と驚く事は多々あるわけですが。

僕が一番驚いたのは、

 

「学生時代にヤンキーだった人に限って、今となっては真面目になっている」

 

という共通点でした。

学生時代は警察の世話になったり、メチャクチャだった彼らも、
意外と早くに結婚して子宝に恵まれたり、
今では身体を資本に、バリバリと立派に働いていたりするのです。

そして、そんな彼らに刺激を受けた僕は、
「俺もこのままじゃいかん!もっと頑張らなきゃ!」
と気合を注入される事も多々あるのですが。

そんな折、それとは別の場面で、
不可解な現象を同時に感じるようになったのです。

それは、

 

「学生時代は真面目だったくせに、大人になったら負け組になってる」

 

という同級生がけっこうな割合で高かったりする現実です。

それこそニートだったり、他にもブラック企業でフラフラに働いていたり、
とにかく人生を謳歌できていない人が非常に多かったのです。

遅刻もしないし、学校もサボらないし、
授業妨害もせずにちゃんと参加してノートもとるし、
タバコも吸わないし、万引きも喧嘩もしないし。

大人からすれば手もかからない生徒で、
先生から怒られたりもせずに人畜無害の存在で、
非常に真面目な彼らですが。

大人になって再会してみると、
彼らはニートとかフリーターの割合がけっこう高かったのです。

 

で、僕はこの現象が非常に不可解なんですよね。

というのも、学生時代にヤンキーだった生徒が、
どうしょうもない大人になるのはわかるのです。

だけど、学生時代に真面目だった生徒が、
どうしょうもない大人になってしまう理由がよくわからないのです。

テスト勉強をしないで赤点なのはわかるけど、
毎日勉強してるくせに、テストで赤点っておかしいじゃないですか。

それと同じで、不良は真面目な大人になったのに、
学生時代は真面目だったはずの生徒達が、
今となってはニートになっている現実がわからないのです、

 

そこで、この不思議を解明するためにも、
彼らの生態系というか、彼らの学生時代の立ち振る舞いを思い出してみたのですが。

実は、真面目と呼ばれていた彼らって、
本当は真面目だったのではなくて、ただ単に自分の意志がないだけだった気がするのです。

本当は親とか教師の間違った意見に対して、
自分の方が正しい意見を持っていたとしても、
争い事が怖くて反論ができなかっただけなのです。

つまり、ビクビクして臆病だっただけで、
ただの面倒くさがりの腑抜けだっただけであり、
彼らは間違っても真面目ではなかったのです。

そして、親とか教師の意見を愚直に実行するのは、
自分の頭を使わないで、思考停止できるから確かに楽なのですが。

そのせいで彼らは深刻な被害を受けてしまうのです。

 

というのも、教師とか両親というのは、
「お金稼ぎの素人」
に他なりません。

(両親が富豪なら別ですが。。。)

そして、彼らの意見を愚直に聞いたところで、
「そりゃお金稼ぎは上達できないよね」
という至極当たり前の話なのです。

これが真面目と呼ばれていた生徒達が、
最終的には不幸になってしまった元凶だと思います。

 

確かに真面目な子供というのは、
教師とか両親にとっては、奴隷のように命令を聞いてくれるから楽だし、
非常に都合の良い労働者にはなれるのですが。

それでは、資本主義において、
グイグイと活躍できる人材にはなれないと思うのです。

そもそも、学校の先生というのは大学を卒業した後、
すぐに教師として、どこかの学校で働き始める場合が幾度です。

つまり、社会でお金を稼いだ経験がないのです。

その結果、
「上から言われた通りの事をやり続けるとお金がもらえる」
というシステムで生涯を終えてしまうのです。

だから、教師本人もお金の稼ぎ方がよくわからないのです。

生徒に対して、偉そうに社会の仕組みを説いている彼らですが、
彼らも実のところは会社とか、ビジネスの流れをよくわかっていないし、
挙句の果てには、知ったかぶりをしているだけなのです。

そんな彼らがこれまでやってきたことと言えば、

「目上の人間の言う事は聞く」

という事だけは愚直にやってきたし、それでお金がもらえたので、
いつも生徒達に対して、

「親と先生の言う事はちゃんと聞け!」

という浅いアドバイスしかできないのです。

間違っても、
「自分の頭を使って、自分の意思を確立しろ」
みたいな何かを生み出すための思想を抑えつけてしまうのです。

柔軟で前例にとらわれず、未来を切り開く、
という発想がまるで皆無なのです。

 

そして、勘の良い人はすでにお気づきだと思いますが。

ヤンキーという不真面目と呼ばれる人種というのは、
良い意味でも悪い意味でも、親とか先生の言う事を聞かず、
自分が正しいと思った事を納得できるまで貫く意思があります。

それこそ、日本を代表する政治家である「橋下徹」氏も、
学生時代は自転車を窃盗して、警察に捕まった過去があります。

お昼の番組で国民の顔ともなった「坂上忍」氏も、
若かりし頃は飲酒運転で電柱を破壊して、警察から逃げまわった過去があります。

秒速1億円でお馴染みの大富豪の「与沢翼」氏も、
学生時代は暴走族として留置所にぶちこまれた過去があります。

さて、彼らは氷山の一角ですが。

他にも若かりし頃はヤンキーだった人たちも、
大人になった今となっては、
真面目と呼ばれていた子供達よりも立派に成長している場合が多々あります。

僕が思うにヤンキーと呼ばれた彼らは、
お金稼ぎの素人とか、真面目という名の奴隷的な人の意見を無視してきたので、

「過去の風潮だろうが前例だろうが、間違ってるなら実行しない!」

という自分が正しいと思った思考を貫き、
自分の思考を停止させなかったからこそ成功したのだと思うのです。

つまり本当の意味で誰よりも真面目だったのです。

 

さて、ここで一度整理します。

これは僕の被害妄想かもしれませんが、

「無気力」「事なかれ主義」「怠け者」
「鬱」「必要以上に腰が低い」「思考停止」「腰抜け」
「前例踏襲主義」「優柔不断」「気が弱い」「おどおどしてる」

などの、本来は負の印象である特徴に対して、

「真面目」とか「冷静」とか「大人」とか、
都合の良い解釈をしてしまった事が、
そもそもの諸悪の根源な気がしてならないのです。

行動力がなくて臆病で、常に傍観者を気取っている自分を、
「真面目」と美化して、自己正当化してしまった事が、

「学生時代は真面目だったのに、大人になったら不幸になった」

というモンスターを生み出した元凶だと思うのです。

 

ここまでの話で、真面目と呼ばれる彼らの事を、

・本気である事
・誠実な事
・本来の姿である事

と定義しては絶対にいけないと思うのです。

これが僕が冒頭で掲げた、
「多くの日本人が”真面目”を間違った意味で使っている」
という根拠であり、判断材料になります。

そして、僕も過去を振り返ってみれば、
面倒くさがりで無気力だっただけのくせに、
ちょっとだけ自分の事を、

「子供みたいに感情的に動かないクールで大人な自分」

とか錯覚していた自分が本当に恥ずかしいのです。

よくよく考えたら、むしろ誰よりも感情的だし、子供だったくせに。

理屈では行動した方が良いのはわかってるのに、
感情論で行動しない理由を屁理屈で正当化してただけなのに。

その時の事を思い出すと、顔が赤くなるし、
本当に昔の自分が嫌いになるのです。

だから、昔の僕みたいな、
不真面目な馬鹿が少しでも減るように、
今回は「真面目」の正しい意味を説いた記事になりました。

少しでも多くの人に、
「真面目」の正しい意味が伝わっていれば、
是幸いに思います。

 

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名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

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