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塔矢アキラがカッコ良すぎて刺激を受けずにはいられない

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

僕はヒカルの碁という漫画が大好きで、
もう本当に何度も何度も読み返してきたのですが。

やっぱりどうしても好き過ぎるので、
居ても立っても居られないし、さっそくこれからその旨を、
存分に書き尽くしていこうと思います。

とはいっても、ヒカルの碁の魅力は本当にたくさんあるので、
語りだしたらキリがないのですが。

今回は特にその中でも僕が一番好きなキャラクター、

「塔矢アキラ」

についてを深く掘り下げていきたいと思います。

 

さて、塔矢アキラというのは、
いわゆる典型的なエリートキャラで、
ヒカルにとって生涯のライバルとして君臨するわけですが。

僕がアキラを好きになった理由は、

 

「勝てないとわかってても、何かしらの爪痕を残せないだろうか」

 

という態度を、最初から最後までブレずに一貫するところです。
これが本当にカッコ良いのです。

 

アキラは初登場の時、ヒカル(佐為)と対局し、
もちろん完膚なきまでにやられました。

しかし、

「いや、負けたのはまぐれかもしれない!」

と信じられなかったアキラは、
もう一度ヒカルと再度対局をするのですが、
そこでも彼は、完膚なきまでにやられました。

で、ここからが注目です。

ヒカルに2度敗れたアキラは、
自分の立場とか恥をかき捨て、プライドも投げ払い、
一心不乱にヒカル(佐為)にぶつかっていくのです。

アキラは佐為と戦うために、
囲碁部に入部し、部内でいじめられながらも、

「ただただ佐為と戦いたい、囲碁が上達したい」

という気持ちだけで、己の道を突き進むようになるのです。

 

そしてついに、待ちに待ったヒカルとの3度目の対局時。

どうせ勝てないとわかっていながらも、身体をビクビク震わせながら、
自分の限界を知るため、己の無力さを知るため、
自ら渦中に飛び込むアキラの勇姿に、僕は自然と心が震えあがりました。

いやいや、カッコ良すぎるでしょ…。

小学生の時点でプロ確実と言われ、
周りからもチヤホヤされ、温室育ちのはずなのに、
己を過信せず、調子にも乗らず、あくなき探求心を忘れない。

僕はこの段階から、ヒカルよりもアキラを応援するようになったのです。

しかし、3度目の対局は、
佐為ではなく、ヒカルと戦う事になったので、
あっさりとヒカルに圧勝し、アキラは拍子抜けをしました。

そして最後に捨て台詞で、

「以前のキミに、垣間…神の一手を見たとさえ思ったのに・・・」

と言い残し、ヒカルの元から立ち去りました。

なぜか負けたヒカルよりも勝ったアキラの方が、
心の底から落胆し、ガッカリするという非常に印象的なシーンです。

 

おそらく最初は、読者の大半が、
温室育ちでいけ好かないキャラだと思ったはずです。

しかし、ふたを開けてみれば、
誰よりも泥臭く、碁に対して純粋に向き合い、
最後まで逃げずに立ち向かっていくキャラクターだったのです。

僕は今まで、色んな漫画を読んできましたが。

アキラほど人間臭く、主人公をどこまで成長させてくれるような、
切磋琢磨できる完璧なライバルって、他に存在しないのではないかと思うのです。

どっちが勝った負けたとか、
最終的にヒカルとアキラがどっちが強くなったのかとか、
そんなのはもはやどうでもいいのですが。

アキラのように貪欲だけど謙虚で、
自分を刺激させてくれて、いつか自分を認めさせたくなるような
そんなライバル関係を築けるヒカルが羨ましくすら感じるのです。

 

確かに、碁の棋力に関しては、
佐為の存在こそがヒカルを成長させたと思います。

それは事実です。

だけど本当の意味で、ヒカルを碁の世界に誘い、
飽くなき探求心を最後まで抱かせ続けた存在というのは、
僕が思うにアキラ以外に他ならないと思うのです。

ヒカルは良くも悪くも、少年漫画では珍しく、
「具体的な夢」が存在しない主人公でした。

甲子園に行きたいとか、王様になりたいとか、
一貫した熱い想いみたいなものは最後まで見せませんでした。

だけどストーリーとして、最後までメリハリを持って終結したのは、
「アキラにいつか認めてもらう」
という想いがあったからこそ、この作品は有終の美を飾ったのではと思うのです。

悟空とベジータ、桜木と流川、ナルトとサスケ、
少年漫画には色んなライバル関係が描かれる作品がありますが。

本当の意味で「ライバル」と呼べる関係性を描いた作品は、
後にも先にもヒカルの碁だけなんじゃないかとすら思うんですよね。

アキラがヒカル(佐為)を追い、今度はヒカルがアキラを追う。

佐為の幻影を背負ったヒカルは、
いつか本当の自分を見つけてもらうために、
アキラが歩いた道をなぞって追いかけていく。

回を増す毎に、背後に迫ったヒカルの足音が、
気になって気になって、だけど気になっていると気づかれたくないアキラの意地。

こんなもどかしくも、ドキドキするような作風が、
生々しくて本当に面白くて、ページを読み進める手が止まらないのです。

 

で、最後にちょっとだけ僕の話になりますが。

僕は今、ブログを更新していく上で、
同業者というか他の人気ブログ運営者の記事を見る度に、
嫉妬というか、レベルの差を見せつけられる時が多々あります。

自分では思いつかない言い回し、ニュアンス、価値観、
色んな面で自分の先を歩んでいる人達です。

そして、自分の記事を見返したときに、
彼らと比べると情けない気持ちになる時も多々あるのですが。

アキラみたいに負けるとわかってても、
やっぱり勝ちたいし、何くそ根性というか、
どこまで通用するのか知りたいし、どれくらい成長する事ができるのか。

それを確認したいから、面白い記事を書きたいという気持ちは止めたくないのです。

もちろん囲碁みたいに勝ち負けの世界ではないのですが、
「ちゃんのおの記事は面白い!」
と言わせたいがために、なりふり構わず挑んでいこうと思います。

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
自分から攻撃を仕掛けたい!

そこで、情報発信をはじめてみたら、
想像以上にアクセスが伸びて驚く。

もっともっと面白くしていくので、
これからもお付き合い願います!


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