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オーシャン東京で髪を切ったら熱い気持ちになった話

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

突然ですが、日本で最も過酷な職業とは何でしょうか。

おおよそ検討に挙がる候補として、
介護士、飲食店、小売店、運送業、etc・・・。

古今東西の候補が数多に存在するのが現在の日本ですが、
僕が思う最も過酷な職業とはズバリ、

「美容師」

だと思っています。

 

というのも、日本は世界一コンビニの数が多い事で有名ですが、
そのコンビニよりも日本に多く存在するお店の1つが、
「美容院」
と言われているのです。

今日の日本には、おびただしい数の美容院が乱立されており、
薄利多売でいかにお客さんを確保するかという事に余念がなく、
凄まじい過当競争が繰り広げられているのです。

しかも、美容師の平均年間休日は90日、
土日祝日も出勤、挙句の果てにはアシスタントの場合は特に、
朝練夜練と呼ばれるトレーニング時間も加算されます。

シャンプー練習、カラーパーマ練習、セット練習、
様々な業務を労働時間外で要され、
休まる暇もなく目まぐるしい日々が待ち受けているのです。

そして、平均給与は20代で200万円前後、
30代で300万円前後となっており、
拘束時間を時給換算してしまったら、かなりシビアな設定となっています。

その結果、美容師は1年目の退職率が50%、
3年目で80%、10年以内には90%の美容師がハサミを置き、
大半が退職をしてしまう業界になっているのです。

美容学校を卒業して、国家資格を取得し、
憧れの美容師生活をスタートさせても、
大半の美容師は長く続かないのが現状なのです。

※参考記事
美容師の離職率は10年で92%?仕事を辞めたくなる理由・原因

日本広しといえど、ここまでの過酷な業界は、
なかなか他に例をみないと僕は思うのです。

 

さて、そんな過酷な美容業界ですが。

やっぱり我々、利用者側の立場からすると、
なくてはならない存在だし、これからも長いお付き合いになっていきます。

しかも、それこそセブンイレブンだったら、
北海道店だろうと、沖縄店だろうと、
商品にしろサービスにしろ、どこも大して変わらないわけですが。

美容院の場合は、明らかに店舗によって技術は段違いだし、
それが過当競争を生んでいる原因でもあるのです。

なので、美容院選びはすごく重要になってくるし、
僕も今までの人生で色んな美容院に通ってきたわけですが。

そんな僕が最終的にたどり着いた美容院について、
今回はご紹介していきたいと思います。

ここ最近の僕が足繁く通っている美容院、それは、

 

「オーシャン東京」

 

という原宿にあるお店になります。

このお店はテレビ、youtube、SNSなどで、
かなりの露出量を誇っており、ちょっと美容業界に詳しい人ならば、
誰もが知っている超有名店になります。

特に10~20代の若者からは絶大な支持を得ており、
求人倍率も10倍を超え、代表クラスの予約指名をしようと思ったら、
2か月前の予約が3分で埋まってしまうほどなのです。

まあ、細かい説明については、
僕のブログよりも他の美容サイトを見た方が、
分かりやすいと思うのでこれ以上は割愛しますが。

いわゆるカリスマ美容師が大量に集まったコミュニティになります。

 

さて、ここまでの話を聞くと、
さぞかしイケイケでド派手な若者向け美容院なのだろうと、
初見の誰しもが感じると思うのですが。

まさしくその通りで、店内は音楽が鳴り響き、
カラフルな頭をした美容師さん達が、せわしく動き回っています。

ぶっちゃけ僕みたいなアラサー世代には、
もはや違和感というかアウェーな居心地だったりもするのですが。

僕はそれでも、このオーシャンという美容院に魅せられて、
何度も何度も通い詰めるようになったのです。

まず、単純に腕は一流です。

僕は「もるさん」と「三科光平」氏の、
2人に切ってもらった事があるのですが、僕は彼らに髪の悩みを相談すると、

「お客さんの頭の形には〇〇みたいな髪型が良い感じですよ。
ちなみに髪質的に前髪が割れやすいので、
セットをする時はスタイリング剤は毛先に付着させない方が良いですよ。
あと、左側の後頭部が少し凹んでいるので、
セットをする時はこの部分はボリュームを出した方がより頭の形が綺麗になります。
スタイリング剤に関しては、△△タイプがしっくりくると思いますよ。」

とまあこんな感じで、これはあくまでも氷山の一角ですが、
他にも超徹底的に細かくアドバイスをもらえたり、
素人では絶対に気づけないオーダーメイドの提案をしていただけるのです。

明らかに近所の美容院とは一線を画し、
親身に客に寄り添って、プロの仕事を全うしてくれるのです。

もしかしたら、昔から通い慣れている人からすれば、
これは当たり前の風景なのかもしれません。

しかし、僕はこの対応に非常に驚いたし、
嬉しかったのと同時に、いかに自分が今まで通っていた美容院が手抜きをしてたのか、
という事が判明してしまい、イライラしてきました。

 

オーシャンというのは、良くも悪くも露出量が多いので、
もしかしたら話題性だけの美容院だと、勘違いされているかもしれません。

しかし、通う度に何度も何度もここまでの腕を見せられてしまうと、
ぐうの音も出ないというか、僕は圧巻の一言でした。

というか、流行り廃りが激しい美容業界で、
オーシャンはトップに君臨してから、すでに5年くらいは経っているわけで。

本当に話題性だけだったとしたら、とっくに消えているはずなので、
やっぱり業界内でも一定以上の評価を受けているのだと思います。

美容師が選ぶ美容師ランキングでも上位ランクしまくってるし。

※参考記事
美容師が選ぶ「好きな美容師ランキング2018」TOP20を発表! グランプリは誰の手に!?

あと、ちなみに、
スタイリストにしろアシスタントにしろ、
働いている人達が非常にイキイキとしています。

嫌々働いている人は一人もいないし、
若くして1000万プレイヤーもたくさんいます。

なので、非常に刺激を受けるし、
僕とは業種は違えど、良い意味で嫉妬してしまうのです。

「くっそー、こんなに若くして楽しそうに働いて、
お金も稼ぎまくって、カッコ良すぎだろ!!!
それに比べて、俺はなんて小さい人間なんだ・・・。負けてらんねえ!!!!」

という焦燥感が駆り立てられてしまうのです。

そして、その日から、
僕の場合だったらプログラミングをやりまくったり、筋トレしまくったり、
こうやってブログ記事を書きまくったり、何もかものやる気が沸きあがりまくるのです。

しかも、何が嬉しいって、
やる気なんてしょせん1か月くらいすれば弱まるわけですが。

1か月以上経過すると、またオーシャンで髪を切る時期になるので、
その度にやる気を再充電できるのです。笑

つまり、永久機関で刺激をチャージできるので、
このタイミングの頻度がまた絶妙で面白いんですよね。

 

オーシャンにおいて、
特に面白いのが、アシスタントさんとの会話です。

オーシャンの決まりとして、
カットはスタイリストさんが担当されるのですが、
それ以外のメニューはアシスタントさんの仕事だったりします。

・シャンプー
・パーマ
・カラー
・トリートメント
・最後のスタイリング

などはすべて、アシスタントの仕事なのです。

つまり、スタイリストよりも、
実はアシスタントの方が接客時間が長かったりするのです。

アシスタントというのはカットができないし、
美容師としては見習いの立場になります。

年齢も二十歳そこそこなので、かなりお若いのですが、
彼らの闘争心というか、何としてでも成り上がってやろう、
というハングリー精神は非常に刺激的です。

「今はまだアシスタントだけど、俺はこんなもんじゃねえ」

という野心が、彼らとの会話の中で見え隠れしています。

冒頭でお伝えした通り、朝練と夜練を毎日繰り返しているので、
心身共に苦しいと思うのですが、若さゆえの情熱がほとばしっているのです。

しかも、客が帰った後にバックヤードに呼び出され、
細かいミスを指摘され、上司からブチギレられたり、
罵詈雑言が飛び交っている職場としてオーシャンは有名です。

暴力こそ存在しないものの、泣き出すアシスタントも続出しているのです。

それでも退職率は10%未満で、
美容業界ではありえない社員の定着率と言われています。

このご時世、ちょっとしたことで、
パワハラだとか、ブラック企業だとか、
すぐに文句を言って退職する社員は山ほどいますが。

オーシャンのように業界最前線で走る会社では、
そんな生ぬるい社員はいないし、むしろそれくらいピリピリした環境ではないと、
トップの座は奪取できないのだと思います。

 

僕がオーシャンにハマった理由、
それは技術力というのはもちろんの話ですが、
もしかしたらそれ以上に、彼らとの会話が一番かもしれません。

普通の美容師ではありえない金額を、
若くして稼いでる人に会話しながら切ってもらえる。

遊びも怠惰も切り捨て、
何としても成り上がろうと奮起したアシスタントとの会話。

普通に生きていたら、
彼らのようなプロフェッショナルにはなかなか会えないので、
彼らとの接客時間は非常に有意義なのです。

 

 

オーシャンの上下関係について、
上記の動画(58:00頃から~)で深く言及されています。

想像以上に殺伐とした超体育会系であり、まさに職人の世界です。
僕だったら苦悩で初日からバックレるかもしれません。

軽薄でチャラチャラした美容師像もなければ、
クールでスタイリッシュなイメージも崩れ去りました・・・。

 

P.S

「美容師との会話は最小限にしたい」
「自分の髪に対して口出ししてほしくない」
「落ち着いた大人の雰囲気の美容院が好きだ」

という人にはオーシャンのノリは合わないと思います。

僕はどちらかというと、プロの意見はガンガン聞きまくって、
それを愚直に実践したいタイプなので、
オーシャンのスタンスは非常にありがたいのですが。

プライドが高い人には、もしかしたら向かない美容院かもしれません。

あとは今現在ニートとかフリーターで、
素性を明かすのが気まずい人も向いていないと思います。

 

P.S.2

ちなみにオーシャンは原宿のお店だから、
客層は都会の人ばかりなのかなと思っていたのですが、
どうやらちがうみたいです。

むしろ北海道とか九州から、飛行機とか新幹線で、
わざわざ予約して来店している客が大量に存在するとのことです。

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
自分から攻撃を仕掛けたい!

そこで、情報発信をはじめてみたら、
想像以上にアクセスが伸びて驚く。

もっともっと面白くしていくので、
これからもお付き合い願います!


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