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こんにちは、ちゃんのおです。

 

突然ですが、
あなたの一番好きな「アニメ映画」って何でしょうか？

おそらくこの質問を多くの方に投げかけると、
返ってくる答えとしては、

・千と千尋の神隠し
・君の名は。
・コナン

みたいなラインナップが挙がると思うんですよ。

で、もちろんどれも面白いし、
僕も上記のリストは全部観た事があるわけですが。

 

僕が今までの人生で、一番面白いと思った映画は、
「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」
という作品になります。

 

これは天邪鬼を気取って、
ふざけてマイナーな映画を推しているわけではありません。

今まででおそらく、
10回は観返したんじゃないかと思うほどに、
この世に存在するアニメ映画の中で、単純に視聴回数が一番多いのです。

確か当時は僕も小学生で、
それこそ主人公の太一と同い年くらいだったと思うのですが。

太一達がパソコンを使って、デジヴァイスを接続し、
デジモンをデータ化して転送し、それこそウィルスバスターのごとく、
ディアボロモンをバグ処理するという演出に、心の底から感銘を受けたのです。

デジモンをポケモンと混合し、
ただの動物感覚で捉えてしまう人も多いと思うのですが。

この映画によって、
あくまでもデジモンという存在は、
「データ」であるという事を再認識させられるのです。

そして、その特性をフルに活かし、
40分という短い尺で、サクッと完璧なクオリティに仕上げた演出には、
僕も舌を巻き、同時上映されていたワンピースがどうでもよくなるほどでした。

 

さて、当時の事を思い出しながら、
ここまで文章を書き殴ってきましたが。

ふと、自分の中である事に気が付きました。

世で面白いと評価されている作品って、

 

「主人公の生態がよくわからない」

 

という特徴を保有している場合がとても多いんですよね。

 

例えば、
「千と千尋の神隠し」
という大ヒットした映画がありますけど。

主人公の千尋の具体的なプロフィールって誰も知らないですよね。

趣味趣向とか、バックグラウンドとか、
その他諸々、彼女の個人情報の大半は謎のヴェールに包まれています。

そもそも、この映画って、
作中では３日間くらいしか時間経過しておらず、
さらにそれを2時間の上映時間でまとめているんですよね。

となってくると、千尋自身の個人情報なんて、
視聴者は把握できるわけがないのです。

せいぜい年齢と職業くらいしかわからないはずです。

だけど、視聴者は主人公の千尋が、
2時間の作中の中で、成長し、進化する姿に深く感銘を受けるんですよね。

最初は銭湯で悪戦苦闘しながら働き始めるけど、
日に日に仕事に慣れていき、テキパキと働く千尋の姿に、
我々視聴者はジーンと感動し、気が付いたらあっという間に上映時間が終っているのです。

 

つまり、けっきょく人に何か伝える時に、
長々と自分の過去の経歴とか、個人情報を伝えるのって、
不必要というか、むしろ悪手だと思うんですよね。

個人情報に関しては、
せいぜい年齢と職業あたりを提示しておけば良くて、
それ以上は蛇足だと思うのです。

むしろ生態系はどこかミステリアスの方が、
相手の事が気になるし、惹かれてしまうし、
今後を追いかけたくなりますよね。

 

で、なぜ急にこんな話をしたのかというと。

最近、僕の友人で、
ブログを運営しようか悩んでいる人がいて、
彼はその中でも特に、どうやら「個人情報の開示」に悩んでいたらしいのです。

ブログというのはそれこそ、
匿名掲示板みたいに完全匿名というわけにはいかず、
ある程度は自分の個人情報を提示する必要があるわけで。

そうなった時に、どこまで自分の情報を出すべきなのか、
あるいは顔写真をアップしなきゃいけないのだろうかとか。

だけど、それが友達とか家族とか、会社に見つかったら嫌だなぁとか。

まあ、色んな事に悩んでいるみたいでした。

 

さて、この問題はブログ運営者の誰しもが、
最初に悩む事だし、僕も昔は悩んでいたのですが。

今考えると、この悩みって、
本当に杞憂というか、どうでもいい問題だったりします。

なぜならば、自分の経歴とか個人情報で、
相手の気を惹いているようじゃダメだからです。

面白い情報ってそういうことじゃないでしょ。

例えば、デジモンの主人公の太一だって、
小学５年生でサッカーが好きって事くらいしか個人情報はわかりません。

どこにでもいるような普通の子供です。

だけど、彼はデジモンと触れ合って、
未知の世界を冒険し、たくさんの事を学ぶのです。

それが面白いストーリーになるし、
太一の今後の動向が知りたくなるし、視聴者が一番求めている部分です。

それだけで彼は、カリスマ的な主人公として、
今もデジモン界隈では愛され続けています。

 

つまり、ブログの場合だったら、
自分が日々の生活している中で、成長した過程であったり、
悩みを解決した話だったり、元気が湧き上がった話とか。

未来に向かって突き進んだ話をすればいいだけなのです。

それまでの自分の経歴とか、ぶっちゃけどうでもいいのです。

読者はあまり求めていません。

しかし、
「読者に対しては誠意に自己開示すべき！」
という呪縛に取りつかれた人は、不必要に個人情報を公開したがる傾向があります。

幼稚園時代の話やら、小学生時代の話やら、
中学、高校、大学、社会人・・・・etc。

好きな食べ物、血液型、座右の銘・・・etc。

 

・・・。

どうでもいいです。

よくわからんオッサンのプロフィールなんて知りたくないですよね。

そうじゃなくて、自分自身がレベルアップしたカタルシスや、
苦労の末に乗り越えた話とか、何かを学んだらそれを報告したり、
それらを臨場感をもって伝えるだけでOKです。

それさえあれば、読者は喜んでくれるし、
あっさりとファンになってくれますよ。

僕が太一や千尋を好きになったのと同じで、
人が成長していく姿や、困難を乗り越える姿にこそ、
最も需要があるのです。

 

それさえ提示すれば、
ブログ運営者の細かい個人情報なんてまず聞かれないし、
そもそも需要すらないので、もっと気軽な気持ちで運営しちゃって大丈夫ですよ♪

 

P.S

試しに個人情報を目白押しにした記事を投稿してみました。

これを反面教師として、
参考にしてみていただけたら幸いです。

 

ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー