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スナックでお姉ちゃんと遊んでみた

2018.07.18

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

毎日毎日、家と会社の往復であったり、
同じ日常が繰り返されるだけでは、人間はすぐに老化すると言われています。

逆に、定期的に新しい体験に触れたり、
新鮮な環境に身を置くと、脳も身体も活性化すると言われており、
そして何より人生そのものが彩り豊かなものになるわけで。

で、この定説は僕にとって非常に耳が痛い話で、
何を隠そう僕は、家と会社を往復するだけの典型的なマンネリ人生を、
ここ最近はずっと送り続けていたのです。

そんなこんなで、
「このままじゃまずい!」
と危機感を覚えた僕は、

「普段の自分だったら絶対にやらない行為」

にわざと自ら身を投じてみようと奮起してみました。

とはいっても犯罪とかは絶対にダメなので、
「何がいいだろう何がいいだろう」
とずっと模索していたのですが。

 

ふと、突然、
「そうだ!スナックに行ってみよう!」
という決断を下すことにしました。

 

というのも、お恥ずかしい話になりますが、
僕は若い女の子と会話をするのが苦手なんですよね。

別に僕は人見知りとかではないし、
意外と年上の女性とは話が弾んだりするし、
むしろ就職活動の面接とかも得意な部類なのですが。

若い女性、年下の女性と喋る時は、
上手に自分の考えが伝えられない時も多かったし、
そもそも相手が何を考えているのか、さっぱりわからなかったりもするんです。

相手のルックスレベルとか性格とかは関係なく、
とにかく年下女性というだけで、会話する事自体が苦手になってしまうのです。

だから知り合いも男ばかりだし、女性の場合は年上の人が多かったので、
「年下女性がたくさんいる環境に身を投じてみよう」
と僕は奮い立つ事にしたのです。

恋愛とかエロを目的とするわけじゃなく、
人生経験として、年下女性ともスムーズに会話ができるようになるために、
どうしてもスナックに行きたくなったのです。

もちろん本当は、
年下女性の知り合いがいれば、その方と遊んだりしたいのですが、
僕は年下女性の知り合いが一人もいないので、夜のお店で関わるしかないのです。

 

まあ、本当は嫌ですよ。
お金もかかるし、緊張もするし、具体的なメリットはないし。

でも、ここで行動を起こさなかったら、
また同じ毎日が繰り返されるだけじゃないですか。

スナックに行きたくても行きたくても、
お金がないから行けない男もいますけど。

僕はむしろ逆で、行きたくないけど、
行かなくてはいけない謎の使命が駆り立てられたのです。

ちなみになぜ、
キャバクラでもなく、ガールズバーでもなく、
わざわざスナックを選んだのかというと。

スナックというのは、
キャバクラのように金づる感がなくて、
尚且つガールズバーみたいに距離感があるわけでもないので、
攻守のバランスがちょうどいいんですよね。

ただお喋りをするだけなので、僕のニーズにちょうど適しているし、
キャバクラほどお金もかからないのです。

で、場所についてですが、
ガチガチの大都会だとなんか緊張するし、
もっとローカルなノリが理想的だったので、
あえて地元の埼玉の古びれた(失礼)スナックを今回はチョイスしてみました。

そこでこれから、

「スナックに行ってみたいけど、行った事がない人」

に向けて、果たしてスナックとはどういう場所なのか、
スナック初体験をした僕の心情変化についてを赤裸々にお伝えします。

 

さて、会社終わりの夜、
僕は早速、スナックに突撃しようと鼻息が荒くなっていたのですが、
店の前に到着した瞬間、急に足元がすくみました。

入店したい気持ちは山々なのに、
心臓がドキドキして、なかなか門をくぐれないのです。

悪いことをしているような、
取り返しのつかないことをしているような、
そんなヤキモキした気持ちで一杯になり、
なかなか入店できない自分がそこにはいたのです。

これってスナック行き慣れた人からすると、
笑っちゃうような話だと思います。

しかし、キャバクラも風俗も行った事がない僕にとっては死活問題で。
ぶっちゃけスカイダイビングの時よりも、心臓が高鳴った事を今でも覚えています。

それこそ、友達とか同僚と突撃すれば、まだ緊張は和らぐとは思うのですが、
それはカッコ悪いというか、ズルのような気がしたので、
無論、僕一人の突撃入店となりました。

この緊張を例えるならば、
今まで近所の床屋しか行った事ない男子中学生が、
はじめてオシャレな美容院に突撃する時のような感じに近いかもしれません。

大人の世界に突撃するのって、やっぱこの上ない緊張感じゃないですか。

 

とはいっても、
いつまでも店の前をウロウロしててもただの不審者なので、
「ええいままよ!」
という気持ちで僕は勇気を出し、ついに入店に洒落込みました。

ドアを開けてみると、
店内は薄暗い内装、カウンターとテーブルが存在し、
まあいかにもって感じのスナック風景が目の前に広がっていたのですが。

なんと他に客は存在せず、客は僕だけしか存在していませんでした…。

後になってわかったのですが、どうやらスナックというのは、
居酒屋帰りとか、飯食った後にハシゴ感覚で立ち寄る場合が幾度らしく、
僕のように会社帰りの夜8時とかに、直接スナックに乗り込む人は極少数派らしい。

ワイワイガヤガヤした雰囲気をイメージしていたのに、
想像以上の静寂に、なおさら僕の緊張感は高鳴ってしまいました。

 

しかし、入店してしまったからにはもう引き返す事はできません。

ドキドキしながらさっそくカウンター席に座り、
まずは料金システムについての説明を聞くことにしました。

どうやら1時間でおよそ4000円位かかるらしく、
その間はお酒を飲み放題というシステムになっているらしい。

ちなみにこれはどこのスナックも同じらしく、
都内だともっと高いらしいので、むしろ1時間4000円は安い部類であると、
後になってわかりました。

じゃあまあ、とりあえず1時間コースを選択し、
まずは様子を見てみることにしました。

すると、目の前にいた女性が僕の隣に座り、さっそく1時間コースがスタートしました。

まあ喋った内容については、本当に些細な世間話というか、
井戸端会議というか、端から聞いたらつまらない会話内容なので割愛しますが。

やっぱり相手もプロなので、
今考えると、僕が喋りやすいように、会話を進行してくれました。

そして、お酒の力もあってか、
僕も最後らへんは、饒舌になって緊張感もなくなっていました。

「あれ、俺って普通に若い女と喋れてんじゃん!俺ってトーク力あるかもw」

みたいな感じで僕も浮かれ、
ワイワイ女の子との会話を楽しんでいたのですが。

急に突然、相手の女性が冷静なトーンで、

「あっ、1時間経っちゃいました。
どうします?延長します?プラス4000円ですけどw」

と僕を催促してきたのです。

 

その瞬間、僕は現実世界に引きずり戻されました。

 

いや、うん、
もちろんわかっていました。
相手はあくまでも仕事で、僕と会話していることを。

本当は大して僕と喋りたくはないのに、
お金のために、仕事のために、僕と会話をしてくれていただけなのです。

それはわかっていたのに、
相手の女性もノリノリで僕と会話してくれていると、
一瞬でも勘違いしてしまいました。

はあ、急に僕は虚しい気持ちに陥りました。

無論、僕は延長する気にもなれず、
5000円を渡し、1000円のお釣りが返ってきたので、
「タクシー代にしてくれw」
と言い残し、女性にお釣りをチップ感覚であげました。

そして、足早に帰路についたのは言うまでもありません。

 

当たり前の話ですが、スナックレディからすると、
しょせん僕なんて、どこにでもいる客の1人に過ぎません。

それはもちろんわかっています。

しかし、一部の客は勘違いして、

「いや、俺だけは他の客とちがって特別扱いのはずだ!」

と妄想してしまい、
何度も足繁く通ってしまうのだろう。
場合によってはストーカーになってしまうのだろう。

それが今回、僕は身をもってわかってしまいました。

昔僕は、
「キャバクラにハマる男の意味がわからん!」
と思っていたし、正直今でも思っている部分はあります。

しかし、なまじっかお酒の席で、
温かい人情味溢れる接客を味わってしまうと、
確かにこれってやばいですね。

精神的に病んでいる時だったら、
もしかしたら僕も足繁く通ってしまうかもしれません。

まあ普通に彼女作れよって話にはなりますが、
それがなかなかできない人間、出会いがない人間にとっては、
ズブズブはまってしまう気持ちも少しだけわかってしまいました。

 

そしてもう1つ、
「夜の世界は甘いもんじゃない」
という事もわかっちゃいました。

昔の僕もですが、やっぱり水商売に対して、

「ヘラヘラ酒飲んでるだけで、金もらえていいね^^」

みたいな感じで、
どこか下に見てる人って多いと思うんですよ。

しかし僕は今回の一件で、
そんな事を考えていた自分がいかに情けなかったかを痛感しました。

まあ、ぶっちゃけ今回の僕みたいな客はチョロい部類に入ると思います。
セクハラもしないし、暴言も吐かないし。

しかし、みんながみんな僕みたいな客ばかりではなく、
やっぱり不愉快な客ってけっこう多いみたいなんですよ。

だからといって、そこで過剰に反抗してしまうと、
それこそ客足が減ってしまうし、下手したら客が逆ギレして暴れたりする危険性もあるので、
受けつつ躱しつつ、セクハラも部分的に受け入れて、
接客を進行しなくてはいけないらしいのです。

そんな話を聞いていると、
いかに現在の僕の職場が恵まれているかということを、
再認識してしまいました。

スナックレディ達は、夜中まで働き、飲みたくもない酒を飲まされ、
つまらないおっさんの愚痴を聞かされたり、セクハラされたり、
土日出勤を強いられているわけですからね。

しかも、同年代の女性は、
大学に通ったり、普通に堅気でOLをしてたり、
中には結婚して出産して幸せな生活を送っている友達もいるわけで。

それなのに自分は、
夜中に好きでもないオッサンを相手に酒を飲む事が仕事なわけで、
それって冷静に考えるとなかなかキツいですよね。

僕はそんな愚痴をずっと、
スナックレディから聞かされながら酒を飲んでいました。

 

でも水商売で何年か渡り歩ける女性って、
普通の社会人女性よりもコミュ力であったり、
相手の気持ちを察知する能力は高いと思うんですよね。

少なくても、僕を接客してくれた女性は、僕よりも明らかに社会人能力が高い方だったので、
面接とか余裕で突破できそうな気がするんですよね。

そんな事を考えていると、僕はスナックの女性と関わった事で、

「仕事しかりブログしかり、もっと頑張らなきゃ」

という熱い感情が湧き上がりました。

それだけで僕にとっては、4000円以上の対価を手に入れる事ができたし、
スナックに行った事で、水商売で働く女性を見る目が変わり、
どこか尊敬の念を抱くようにもなりました。

行く前と行った後で、心境の変化は確かに発生しました。

 

あと、最後に。

彼女であったり、女友達がいる男というのは、
本当に恵まれているし、とても幸せな事だと再認識しました。

それができなくてできなくて、
スナックやキャバクラで大枚をはたく男も世の中にはたくさんいるわけで。

「は?なんじゃそりゃ。
なんで女としゃべるだけで金払わなきゃいけねーんだw」

とリア充は思うかもしれませんが、
女性と交流を持つのって、大多数のオッサンからすると想像以上に至難の技ですからね。

お金とか時間で手に入る物には限界があるけど、
やっぱり人との交流は、それ以上に価値があるんだなぁと。
僕は今回、身をもって体感しました。

 

とまあ、スナックを初体験した感想は以上になりますが。

当初の目的であった、
「若い女性と会話できるようになる」
という目標は、ちょっとだけ叶ったって感じですかね。

まあ、たかが1回行っただけじゃ、大して変わらないだろうし、
それこそ10回くらい通えば、若い女性とも酒の勢いなしで、
円滑に会話できるのかもしれませんが。

そこまで頑張らなきゃいけないのはキツいなぁ。

あとやっぱり、最後の、
「どうする?延長する?w」
という大人の対応がキツいっすね。

賢者タイムというか、猛烈な虚無感に襲われるので。

だからたまに、
「お金持ちになったら、綺麗な姉ちゃんをはべらかすぜ!」
みたいな男をたまに見かけますけど。

「それって幸せになれないんじゃないかな」
と僕は思うようにもなりました。

というのも、今回のスナックと同じで、

「あっ、僕と仲良くなりたいのではなくて、
僕のお金が欲しいから仲良くしてくれているのかぁ」

という虚無感に襲われてしまうと思うんですよね。

そう考えると、
やっぱり本当はスナックとかじゃなくて、
女友達を作るのが一番なのですが。

となると、ナンパしか手段はないよなぁ・・・。

 

 

P.S

おそらく昔の僕も含め、
大半の男性はキャバクラであったり、スナックに興味ないと思うんですよ。

で、もちろんその気持ちは痛いほどわかるのですが、
スカイダイビングと同じで、人生で1度は経験する事をオススメします。

彼女らの接客所作というか、立ち振る舞いについては、
我々社会人も非常に見習うべき点がたくさんあります。

特に水商売の女性を見下している男性は、
尚更行ってみる価値があると思います。
数千円以上のリターンというか学びを期待できると思うので。

しかし、心が弱っている時に行くのはオススメできません。
「いいや、俺はスナックレディになんか惚れない!」
という自信がある人でも、もしかしたらハマってしまうかもしれないので。

なるべく元気な時とか、気分が良い時に行きましょう!

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
自分から攻撃を仕掛けたい!

そこで、情報発信をはじめてみたら、
想像以上にアクセスが伸びて驚く。

もっともっと面白くしていくので、
これからもお付き合い願います!


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