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ブラック企業から脱出したいのに脱出できない理由

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

僕は今、社内SEとして働いています。

とはいっても、最初から社内SEだったわけではなく、
これまでの職歴を大雑把にお伝えすると、

フリーター

webディレクター

ビックカメラ店員派遣(1か月でやめた)

webデザイナー

sesエンジニア

社内SE(現在)

といった経緯で現在に至っています、

改めて見返すと、20代でありながら、
実は色んな職歴を経験していたりします。
(何の自慢にもならないけど…)

 

さて、これらの過程で僕は、
色んな社員、はたまた友達だったり、
社会で働く多くの人達を嫌でも見てきたのですが。

ふと、彼らには根強い価値観が存在している事に気が付きました。

どうやら、多くの日本人というのは、

 

「世間とか目上の人から命じられれば100頑張れるけど、自分からは10すら頑張れない」

 

という性癖の人が多いのです。

例えば、毎日毎日残業しまくって、
安い給料で我慢できる大人は想像以上に多いのです。

これは僕が社会人になって、最初に驚いた事でした。

フリーター経験が長かった僕は、

「給料=時間給」

の価値観が非常に根強かったし、
仕事というのはお金のためにするものだと思っていたので、
お金が発生しないサービス残業は意味がわかりませんでした。

「むしろ正社員よりもフリーターの方が、給与形態がしっかりしてるじゃんw」

とすら思うようになってしまったのです。

そして、挙句の果てには、

「遅刻したら怒られるのに、サービス残業が見て見ぬふりなのはなぜだろう?」

というシンプルな疑問がどうしても納得できなかったのです。
だから遅刻をして注意をされても、イマイチ反省ができなかったのです。

「いやいや、昨日2時間くらいサービス残業しましたやん。
それなのに今日30分遅刻しただけで、怒られるのっておかしいだろ・・・」

それがだんだんムカついてきて、
これ以降は定時になったら容赦なく帰ったりしていたのですが。

それが原因で疎まれたり、最初の試用期間でクビになった事もありました。

 

どうやら会社側としては、
「労働基準法を守ってたら会社が潰れるから!」
というのが言い分みたいです。

いやいや・・・。

それって例えるなら、
「万引きしないと生活できないから!」
と逆切れしている窃盗犯と同じ屁理屈ですよね。

しかし、後者はすぐに逮捕されますが、
前者は野放しになっているのが今の日本の労働環境だったりします。

労働基準法を守れない会社なんて、
さっさと潰れてしまえって話なのですが、
サービス残業をする社員が多いので、なんとか保たれていたりします。

 

さて、ここまでの話を聞くと、
どんな理由があれ、僕はクビになった経験もあるので、
僕がどんなに反論したところで、負け犬の遠吠えに聞こえちゃうかもしれません。

そして、さぞかしみんなは優秀で、いかに僕が落ちこぼれであるか。

って話になってしまうのですが。

そんな僕にも数少ない取り柄があるのです。

いや、正確には取り柄ってほどの話でもないのですが、
僕が社会人になって、自分と世間の人達と比較した時に、

「あれ、僕って意外と優れてるんじゃね?」

と思いあがってしまう時もあったのです。

 

例えば僕って、定期的に暇つぶしで歯医者に行ったり、
週1回以上は必ず筋トレをしたり、仕事が終わった後に資格検定の勉強をしたり、
今みたいにブログを書いたり。

仕事と関係ない時間にも、自分のために行動したり、
自己投資したりが普通に苦も無くできちゃったりします。

「そんなの当たり前じゃないか!自慢するな!」

と思う人も多いと思うのですが、
どうやら世間の多くの人は、これができないって人がマジで多いのです。

多くの人は、虫歯が悪化してから歯医者に駆け込んだり、
トレーニングもせずブクブク太ったり、逆にガリガリに痩せてたり、
会社に文句を言うわりには、休日に勉強とかスキル磨きを怠っているのです。

僕からすれば、サービス残業に泣き寝入りしたり、
文句を言いながらずっと同じ会社で働いたり。

そっちの方がよっぽど苦痛に感じてしまうのですが、
世間の人達からすれば、こっちのほうが容易だったりするみたいなのです。

どうやら彼らは、
「人からの命令には従順に従う」
という事はあっさりとやってのけるのですが。

「自発的に何かをする」
というのが想像以上に苦手であると知りました。

言い方を換えれば、
「メリットがあるから頑張る」
という発想は一般的に見えて実は少数派です。

大半の社会人は、
「怒られたくないから頑張る」
という奴隷的発想が非常に強いのです。

これがいわゆる、
「世間とか目上の人から命じられれば100頑張れるけど、自分からは10すら頑張れない」
の最たる例になります。

 

逆に僕は、あくまでも数字しか見ていないので、
上司から命令されようと、100も頑張る事はできないのです。
だけど、たった10ならば自分から頑張る事はできます。

しかし、世間の人達は、
「自分で10頑張る事は出来ないけど、人から命令されれば100頑張れる!」
というマインドの人がめちゃくちゃ多いのです。

行動量の数字よりも、キッカケとか導入とか、
シチュエーションをすごく大切にしている事がわかりました。

これが僕が社会人になってから感じた事でした。

 

さて、ここまでは僕の主観的な部分が多かったと思うので、
これからこの話を、もう少し客観的に考えていきたいと思います。

結論からいうと、自分から頑張れない理由って

 

「原始人の名残」

 

が一番大きいのではと思うんですよね。

というのも、今でこそ人類は平和になり、
外出をしても身の危険を感じなくなりました。

特に日本はその傾向が顕著で、世界でもトップクラスの治安の良さです。

しかし、大昔の人類というのは、
外を出ただけで獣に襲われたり、伝染病に苛まれたり、
大半の人は30歳まで生きられない時代もあったわけじゃないですか。

というか、その頃の時代の方が、
人類の歴史としてははるかに長いのです。

となってくると、

「なるべく外には出たくない!」
「未曽有の事はやりたくない!」

という異常なまでの腰抜け根性、
事なかれ主義が我々DNAの中に色濃く反映されるようになりました。

原始人って野蛮なイメージがありますけど、
本当は物凄く臆病で、常にビクビク怯えながら生きていた背景があるのです。

むしろ現代人の方が、よっぽど堂々と生きていますからね。

なるべく一箇所の安住の地で生涯を終え、
変化を極端に嫌い、現状維持こそが尊いとすら感じる、
これが原始人の美徳であり、模範的行動原則であったのです。

もちろん、危険な昔はそれが正しかったのですが、
平和になった今でも、なぜかそのスタンスは、
ひたすら続くようになってしまったのです。

 

例えば、ヒゲとかすね毛って、
今となっては何の意味もない害悪でしかない存在だけど、
なぜか原始人の名残で、悪しき風潮として残っていますよね。

それと同じで、今はとっくに平和な時代になったのに、
異常なまでに新しい事を拒絶してしまう昔ながらの体質が、
現代人には名残として残ってしまったのです。

で、これが本当に邪魔で、
例えばブラック企業に働きながら文句を言う人って、
なぜさっさと辞めないのかというと、

「変化を異常に嫌がる」

という原始人時代の名残が起因しているからだと思うのです。

そして、その結果、
「今が不幸でも死ぬわけじゃないし、これからもずっと同じ時間が流れてほしい」
という昔ながらの腰抜け体質が、悪い意味で発動しちゃっているのです。

奴隷労働を改善する合理的行動よりも、
とにかく変化をしたくないという感情論が優先されています。

そして、いつまで経っても、
ブラック企業から足を洗えない奴隷が後を絶たないという、
負のスパイラルがずっと続いてしまうのです。

 

ヒゲとかすね毛は、
身体が無意識で勝手に必要だと誤解してしまっているだけで、
本当は何の意味もない不必要な害悪です。

それと同じで、何かに新しく挑戦しようとすると、
身体が無意識で勝手に不快感を感じてしまうというのは、
気のせいだし、誤解だと思うのです。

僕はそれに知ってから、ブラック企業に就職しちゃった場合は、
身体がどんなに拒否反応を示して、転職活動を嫌がったとしても、
それは原始人時代の悪しき名残だと思うようになりました。

だから面倒でも、転職活動に根気良く取り組みました。

もちろん、ホワイト企業に転職活動というのは、
頭では正しいとわかっているけど、身体は苦痛を感じました。

だけど、この感情は気のせいだし、誤解だとわかっていたので、
面倒でも転職活動に舵を切ったのです。

というか、ブラック企業で何年も働く方が面倒ですからね。笑

そして、何とか今では、
社内SEとして順風満帆に働けるようになりました。

この経験から僕はやっぱり、
「原始人の名残説」というのは、
間違っていないと思うんですよね。

 

特に日本のような島国は物理的に、
他国文化が浸透しづらい環境なので尚の事、
村社会が蔓延っています。

開拓精神を持つ人間というのはいつも足を引っ張られるのです。
村から都会に行こうとする人間は足を引っ張られるのです。

例えば、ホワイト企業に転職するよりも、
ブラック企業で勤続年数を増やす事を正当化する人とかがその典型例です。

だけど、そんな屁理屈に屈してはいけないし、
彼らは感情論の一辺倒なので、絶対にひるんではいけません。

原始人の意見に従うのって馬鹿らしいですよね。

それと同じで、原始人時代の名残に流されている人間の意見なんて、
つまり変化を極端に嫌う人間の意見なんて、大して役に立ちません。

そして、もし彼らの意見に従った結果、
自分が災難を受けてしまったとしても、彼らは責任を取ってくれません。

 

これがフリーターから理想の職場に転職できた僕の意見です。

我ながら、この「原始人の名残説」は、
なかなか説得力があると思っているのですが。

どうでしょうか。笑

 

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名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

そんな生活から抜け出したい!
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