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うちはサスケは誰よりも凡人だから強くなれた

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こんにちは、ちゃんのおです。

 

最近、久しぶりに「ナルト」という漫画を読み返してみました。

子供の頃は何度も何度も読み漁った作品なのですが、
大人になった今となっては、内容も薄っすらとしか覚えていなかったので、
楽しみながら読み返していたのですが。

ふと、ある事に気が付き、
これは非常に重要な話だと思うので、
忘れないうちにその様を、書き残していきたいと思います。

 

さて、NARUTOという漫画はご存知の通り、
主人公のナルトが強敵を倒しまくって、忍者のトップである火影を目指す作品ですが。

ナルトには「うちはサスケ」という、
友であり最大のライバルが、彼の前に立ちはだかりました。

サスケは兄を殺すという野望を実現するため、
ナルトとは別のベクトルで切磋琢磨と修業に明け暮れ、
持ち前のセンスも相まってか、破竹の勢いで実力を伸ばしていきました。

その結果、主人公のナルトに勝るとも劣らない強さを誇り、
最終的にはほぼ敵なしの状態になったのです。

 

さて、そんなサスケですが、
僕は彼の成長録を追いかけていくうちに、
ある1つの法則が気にかかるようになりました。

というのも、実はサスケって、

 

「オリジナル技」がないのです。

 

すべてがすべて、誰かしらかの影響を受け、
それを真似した結果、彼は最強クラスの忍と成り上がったのでした。

一度整理すると、彼が得意とする火遁の術は、
うちは一族で代々受け継がれる基本的な術に該当します。

そして、獅子連弾及び彼の体術は、
ロックリーをコピーして実現された技になります。

彼が頻繁に発動する千鳥も、
カカシ師匠から直々に学んだ術です。

常に腰に据えている刀も、大蛇丸から譲られた草薙剣です。

呪印は仲間の重吾から受け継いだ体質です。

天照は兄であるイタチの眼を譲り受け、
低リスクで発動する事が可能になりました。

 

とまあ、万事この調子で、
彼はとことん誰かしらにおんぶにだっこ、
サスケ独自の専売特許みたいなものは存在していないのです。

つまり、サスケの凄いところは、

「俺は天才だから俺だけの技を見つけるぜ!」

などと天狗にならず、
自分より実績のある人の意見を愚直に聞き入れ、
いち早く模倣の大切さに気づいた事だと思うのです。

作中では何かと天才扱いをされているサスケですが、
彼が歩んだ道のりというのは、実はかなり凡人の発想に近いのです。

自分の気配を殺し、自己流という生兵法を捨て、
目上の人間をリスペクトし続けたからこそ、
サスケは誰よりも強くなれたのだと思います。

むしろ本当の意味で「天才」と称するならば、
自分だけの力で雷切とか神威を編み出したカカシとか、
いつまでも影真似の術だけで、最後まで前線で戦ったシカマルとか。

彼らの方がよっぽどサスケよりも、本来の「天才」に該当する気がします。

例えるならば、サスケは専属家庭教師を雇って、
オススメの参考書とか過去問集で、みっちりと勉強しているのに。

カカシとかシカマルは、学校で適当に配布された教科書だけで、
しかも独学で受験に挑んでいるみたいな印象があるのです。

となってくると、
「そりゃサスケの方が高得点になるよね」
って話なのです。

 

多くの人はサスケに対して、
偉そうとか、幸薄いとか、生意気とか、
ひねくれたイメージがあると思うのですが。

冷静に一度考えてみると、
サスケは作中のどのキャラクターよりも、

「素直」

というのが真っ先に挙げられると思うのです。

 

さて、NARUTOの話はここで終わりますが。

この話は我々の現実世界においても、
めちゃくちゃ重要な話だし、多くの人が軽んじている考えだと思うのです。

「実績がある人を模倣するのは当たり前じゃん」

と思うかもしれませんが、
実はこれがしっかりできる人って、想像以上に少ないと思います。

ほとんどの人はノウハウを調べないし、
何事もまずは我流でやりたがるのが大多数です。

例えば、僕はスポーツジムに通っているのですが。

大半の人は、インストラクターの話もちゃんと聞かず、
適当に我流でトレーニングをやっている人が幾度です。

というか、僕もそんな感じで、
最初の頃は着の身着のままにトレーニングをしていました。

しかし、いつまで経ってもイマイチ筋肉が付かなかったので、
筋肉youtuberのノウハウ動画を観まくって、トレーニングのノウハウを学んだり、
彼らの食生活を真似た結果、想像以上に簡単に筋肉が増える事に気が付きました。

 

他にも例えば、僕は最初に就職をする時も、
適当にラクそうな求人票を探したり、
身近な人間と同じようなジャンルの職種を探していたのですが。

その結果、実際に自分が働いてみたところ、
労働環境が悪かったり、あまり稼げなかった過去がありました。

そこで僕は発想を変えて、
嫉妬したくなるような羨ましい人達の話に耳を傾けてみる事にしたのです。

彼らの黎明期を調べてみたり、自分の意見を殺してみたり、
良い意味で自分を信用しないスタンスに変えてみたのです。

そして、優秀な人間のプランを自分に当てはめて真似した結果、
今では想像以上に快適な労働環境も手に入ったのです。

 

最初は馬鹿で何もわからなかった僕ですが、
非効率な方法で、何度も何度も不幸になった黒歴史を繰り返した結果、

「あれ?俺の感情論よりも、実績がある人の意見を丸パクリした方がよくね?」

という当たり前の事実に、薄々と気が付くようになったのです。

誤解を恐れずに申すならば、良い意味で頭は使わなくていいのです。

というか、初心者の自分ごときのおつむで、
思いつく解なんて、悲しいけどたかが知れてています。

それだったら自己主張を捨てて、
実績がある人の丸パクリ人間になった方がマシなのです。

こうやって冷静に考えれば、至極当たり前の話なのですが、

「馬鹿は殴られないとわからない」

というのはまさにその通りで、
実際に自分で恥をかかないとわからないものなのです。

 

そして、ここで重要なのは、
間違っても、家族とか友達とか、
身近な人のサンプルを模倣してはいけないのです。

あと、根拠もなく自信満々の素人とか、
声がデカくて、気が強いだけの人の意見も無視する必要があります。

人というのは、ついつい親近感のある人の意見を、
盲目的に参考にしてしまいがちなのですが。

そうではなくて、

「実際に会ったことはないけど、異常に実績がある人」

というのが最高のサンプルに該当すると思うのです。

(もちろん、身近に超実力者がいるならもっと良いのですが、
そんな奇跡は滅多にないと思うので、今回は例外とします。)

サスケだって、サクラとかイルカ先生とか、
身近というだけが取り柄の人間は参考にすらしていませんでした。

「自己成長」という部分だけに関しては、
周りの人をバンバン選別しまくって、そして差別をしまくって、
自分が吸収すべき物を持っている人だけを厳選し、彼らだけをストーカーすべきなのです。

 

そんな最重要かつ、基本的な必勝法を、
サスケは身をもって作中で教えてくれました。

普通の人はプライドが邪魔をして、
自我を捨てて他人を模倣するのに躊躇してしまうのですが、
サスケは天才だからこそ、あっさりと自我を捨てれたのかもしれませんね。

もし気になった方は是非一度「NARUTO」を読んでみてはいかがでしょうか。

 

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著者プロフィール



名前:ちゃんのお

28歳、埼玉出身。

家と会社の往復が繰り返される日々。
目的もなく、マンネリの人生。

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