通勤時間をゼロにしても幸せにはなれなかった
こんにちは、ちゃんのおです。
学校とか職場を選ぶ時、
「通勤(通学)時間」
を優先的に吟味する人って多いですよね。
「この会社で働きたいけど、片道1時間以上かかるな~。じゃあやめるか。汗」
みたいな感じで、
通勤時間が原因で求人応募を諦めたり、逆に、
「このバイト先、時給はショボいけど、家から近いし、とりあえずここにするか」
みたいな感じで、
通勤時間を重視して、働く先を決める場合もありますよね。
僕も昔は移動時間にこだわっていた時期があったのですが、
最近ではちょっとその風潮に疑問を持つようになり、むしろそれどころか、
「通勤時間ってそんなに重要かな?」
と思うようにもなったので、
今回はその旨について一石を投じていきたいと思います。
まず、単刀直入に、
通勤時間にこだわる人の言い分を要約すると、
「通勤に1時間もかけているのは、時間がすごくもったいない!
往復で1日2時間、つまり1ヶ月で60時間も失うんだよ!?
これじゃあ、通勤手当がもらえたとしても割に合わない!
しかも、疲れがたまるからプライベートの時間も侵されてしまう!
それだったら、多少は家賃が上がったとしても、
会社の近くに家を借りたほうがいいと思う!」
・・・おそらくこんな感じですよね?
きっと誰しもが、
一度は聞いた事がある常套句だと思います。
確かにこの言い分って、論理的だし筋も通っていますよね。
もちろん僕だって、
Q.家から近い職場と遠い職場、どっちにする?
という質問があったら、即答で近い職場を選択します。
だけど実際に、
家から近い職場に通ったら、それが幸せな人生に直結するか?
というとそれはまた、別の話だと思っています。
例えば僕は、
家から自転車で片道10分の大学に通っていた時期がありました。
その時は確かに、快適でストレスとは無縁の通学ライフでした。
片道1時間以上かけて通学する同級生よりも、
1時間は長く寝れるし、すぐに家に帰れるわけだし。
しかし、その節約した時間で、
僕は何をやっていたのかというと・・・?
家でゲームしたりネットサーフィンしてました。(爆)
移動時間を削って、自由な時間が増えたところで、
けっきょくダラダラする時間が増えただけで、
人生における生産性は何一つ変わらなかったんですよね。
リア充とは程遠いスクールライフを送っていたのです。
さて、そんなこんなで、僕は大学を卒業して、
今度は片道1時間以上かかる職場に就職したのですが。
通勤時間中に生産性が上がりしました。笑
僕はこうやってブログ記事を投稿しまくっていますが。
実は記事のネタって、
「電車の中でふと思い浮かんだ」
というケースが結構多いんですよね。
例えば、電車のつり革広告からヒントを得たり、
変なサラリーマンを観察して気づいた事であったり、
ひょんなことから記事のネタが思いつく事は珍しくないのです。
※ちなみにそんな時は、
そのネタを忘れないように、スマホのメモ帳に記録しています。
そして、家に帰って、
そのメモを見ながらブログで記事を投稿すると。
そんなサイクルが僕にとって、心地良かったりするのですが。
もし仮に、通勤時間がゼロで、
家に直帰する生活リズムだったとしたら、
おそらくネットサーフィンの時間が増えるだけで、
ブログの記事は思いつかなかったと思います。笑
もちろん他にも、
通勤時間を利用して、ゆっくり考え事ができたり、
気づかない風景を見つけて、心がほっこりしたり、
面白そうなお店を見かけたり、魅力的な異性と出会ったり。
やっぱり通勤時間から生まれるイベントって、
人生の中でけっこう多いと思うんですよね。
ちょっと電車通勤の話が長くなりましたが、
徒歩通勤の場合だったら、健康にも良かったり、タクシー代を節約できたり、
やっぱりこれも、一石二鳥以上の価値が生まれたりするのです。
そう考えると、
「通勤時間は害悪でしかない!」という主張には、
半分賛成、半分反対というのが僕の持論だったりします。
通勤時間に限らず、
色んな物事に共通して該当する話なのですが。
なんでもかんでも合理的な考え方を踏襲するのって、
それが必ずしも正しいとは限らないと思うんですよね。
もちろんロボットの場合は、
合理的に管理した方が、生産性は向上するとは思うんですけど。
人間はむしろ不合理な環境に身を置いた方が、
なぜか生産性が上がるという場面は多々あると思うんですよ。
例えば、以前に僕は、
「作業は朝より夜中の方が捗る」
みたいな記事を書いた事がありました。
※参考記事
昼夜逆転生活って直す必要あるのかな?
通勤時間もそれと同じで、むしろ長くて不愉快な方が、
意外と生産性って上がっちゃうような気がするのです。
(さすがに片道2時間とかだと、生活に支障が出るだろうけど)
あなたの身の回りにも、
「通勤時間にこだわってるわりに、浮いた時間はダラダラしてるだけ」
みたいな方はいませんか?
本人は大真面目のつもりかもしれませんが、
よくよく考えると、実は非効率だったりしますよね。
例えるなら、
「潔癖症だけど、ヘビースモーカー」
と同じくらい不合理に感じてしまうのです。笑
もちろん通勤時間をゼロにして、
「その浮いた時間を生産性の高い作業時間に転換させる事ができる!」
という、自制心の強いエリートなら良いとは思うのですが、
実際問題、そんな人間は想像以上に少ないと思うのです。
大半の人は、
通勤時間がゼロになったところで、
非生産的な時間がそのまま延長されるだけで、
人生の幸福度はあまり変わらない気がするんですよね。
ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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