一般人がスラムダンクを読むと、バスケを嫌いになってしまう危険性がある
こんにちは、ちゃんのおです。
いきなりですが、これから僕は、
「エリートって憧れるけど、エリートの話って意外と役に立たなくね?」
という事について、説いていこうと思います。
例えば、その典型例が、
「スラムダンク」
という漫画に他なりません。
というのも、ちょっと思い出してほしいのですが。
学生時代、あなたの周りに、
「スラムダンクの影響でバスケをはじめた!」
という人が、1人や2人はいませんでしたか?
実際に僕の周りにも、スラムダンクを読み終わるや否や、
バスケットボールを片手に、グラウンドを駆け回る友達がたくさんいました。
が、しかし。
僕はそんな彼らを、
当時は、冷ややかな目で見ている部分もあったのです。
というのも、一度ここで、
スラムダンクのあらすじをおさらいすると、
————–ここから——————
主人公の桜木花道が、高校入学と同時に弱小バスケ部に入部し、
数か月だけ努力した結果、
いきなりインターハイ(全国大会)に出場し、最強の優勝常連校を倒す。
————–ここまで——————
というストーリーになっているわけですが。
・・・。
あらためて冷静に物語を紐解いていくと、
ふと、あることに気が付きませんか?
というのも、スラムダンクって実は、
シンデレラも顔真っ青のサクセスストーリーになっているんですよね。
ちなみに主人公の桜木花道は、
スポーツ経験ゼロの高校1年生でありながら、
・身長188cm、体重83kg
・無尽蔵のスタミナ
・垂直飛び1M
というビックリ人間仕様になっています。笑
そんな天才が、
これまで何年も血のにじむような努力をし続けた凡人達を、
次から次へとなぎ倒し、挙句の果てにはあっさり全国大会への切符を手にする。
これが「スラムダンク」という漫画に他ならないのです。
さて、ここまでの話を聞いて、
実際にバスケをやりたくなるでしょうか。
そりゃ自分も桜木のように、
才気溢れる人材であるならば、共感できる点はたくさんあると思うのですが。
おそらく、僕を含めて、
99.9%の人間は共感ができないはずです。
大半の読者は桜木や流川といった天才側の人間ではなく、
「要チェックや!」
でお馴染みの相田彦一側の人間に近いと思うんですよね。
つまり、自分がバスケをはじめたところで、
天才たちの引き立て役に徹する事になるだけというか、
かませ犬になってしまう未来が容易に想像できるのです。
他にも似たような例を挙げますと。
現在のプロ野球界では、
「大谷翔平」が時代の寵児としてトップに君臨していますが。
Q.じゃあ、大谷翔平に憧れてあなたも野球をはじめますか?
と問われて、実際に野球がやりたくなる人って、
僕は想像以上に少ないと思うんですよね。
なぜならば大谷選手って、
身長と体重を大雑把に四捨五入すれば、
「200cm・100kg」に及ぶわけで。
いやいや・・・。
さすがに異次元過ぎて、憧れたくても憧れられないですよね。
しかも、父親は野球の監督で、母親はバトミントンの選手だったとか。
となってくると、あくまでも大谷選手は、
エンタテイナーとしての存在で完結してしまい、
一般の視聴者が自己投影したり、感情移入をするべき対象にはなり得ないと思うのです。
その結果、大谷選手が野球をする姿を見ても、
「天才が野球やっとるな~。」
という感想で終始してしまうだけで、
実際に自分が野球をはじめるキッカケにはならないと思うのです。
ここで一度整理しますが、
・スラムダンク
・大谷翔平
これらの存在は、あくまでも幻想というか、
他人事の話であり、自己投影はできない存在だと思うんですよね。
もちろん、スラムダンクはめちゃくちゃ面白い漫画だし、
僕も何回も読み返したし、後半の作画力には舌を巻きました。
テンポも良いし、最後のオチも感動的でした。
しかし、ぶっちゃけバスケの参考にはなりません。
この作品は、エリートが超エリートになる話なので、
一般人からすると再現性の低い話に該当してしまい、
スラムダンクの影響で、実際に自分がバスケをやってみると、
「あれ、意外とバスケってつまんねーな」
という虚無感のような、
肩透かしを誘発してしまう危険性すら孕んでいるのです。
もちろん、大谷翔平は同じ日本人として尊敬できるし、
かっこいいし、これからもメジャーで活躍を祈っていますが。
彼の影響で実際に、一般人が野球をやってみると、
「あれ、意外と野球ってつまんねーな」
という虚無感のような、
肩透かしを誘発してしまう危険性すら孕んでいるのです。
さて、話は少し長くなってしまいましたが、
少年時代にこのようなカルチャーショックをスラムダンクから学んだ僕は、
「エリートの話って意外と役に立たなくね?」
と思うようになったのです。
エリートの話を聞く事で、
触発されて発奮したり、やる気が湧き上がってくるとか。
そういった良い意味での副作用はありますが、
話の内容自体はあまりに再現性が低かったりするのです。
例えば、悟空がスーパーサイヤ人になった方法って、
同じサイヤ人の悟飯とか、ベジータからすると役に立つ話だと思うのですが。
クリリンとかピッコロが聞いてもしょうがないじゃないですか。笑
それと同じで、
エリートが超エリートになった話を一般人が聞いても、
あまり意味がないと思うんですよね。
少し話は脱線しますが、ホリエモンってすごく人気者で、
日本で一番売れているメルマガを発行しており、
彼のメルマガを熟読している読者も非常に多いらしいのですが。
実際にホリエモンのメルマガを読んだ事で、
普通の一般人だった人が、大成功したという話って聞いたことないですよね。
だって、ホリエモンというのは、
刑務所に入る前日もメルマガ原稿を書いていたくらいなので、
本当にぶっちぎりの仕事人間であり、常人ではありえない努力家です。東大だし。
つまり、ホリエモンの話というのは、
スラムダンクのストーリーと同じで、
突き抜けたエリート体質の読者にしか刺さらない内容なのです。
もちろん、良い副作用はあります。
「ホリエモンみたいなエリートでもこんなに頑張ってるんだから、
俺みたいな凡人は、もっともっと頑張らなきゃ!!!」
という発奮材料としては有益かもしれませんが、
実際の発信内容については、素人には再現性の低い内容だと思ってしまうのです。
さて、こんな事例を何個も何個も味わった僕は、
何かを学ぶときに、その人の初期ステータスを重視にするようになったのです。
それこそ、桜木花道とか大谷翔平とかホリエモンとか、
生粋のエリートの話を聞いても、
再現性の低い話なのであまり参考にならないのです。
そうではなくて、
普通の一般人がエリートになったプロセスの方が、
生々しくて実現性が高い話だったりするんですよね。
もちろん、目上の人は敬うし、
彼らの意見には耳を傾ける事は、人生において有意義なだと思います。
そして、少しでも近づけるように勉強もします。
しかし、一般人がエリートになった方法は役に立つが、
エリートが超エリートになった方法を真似しても、
それはあくまでも発奮材料であると割り切る必要がある。
この見極めは非常に大切だと思います。
エリートが発信する情報というのは刺激的な場合が多いので、
それを受信すると、ついつい自分もエリートであると錯覚してしまいがちですが、
その過信は危険だと思うんですよね。
そして、そんな時は、
「エリート出身の話は話半分で聞く」
という消去法を採用すれば、おのずと有益な情報が厳選されると思うんですよね。
そして何よりも、一般人がエリートになった方法を、
徹底的に調べ尽くすのが、有意義な情報を手に入れる時の重要な要素だと思うのです。
で、そんな人をもしご存知でしたら、
是非お教えいただけたら助かります。笑
彼らの本とかブログは、
なるべくチェックしておきたいんですよね。
ちなみに僕は最近だと、2ちゃんねるの元管理人
「西村博之」氏
が非常に参考になりました。
※参考記事
【ひろゆき】無敵の思考を読んだら、幸せの見つけ方がわかった
【ひろゆき】論破力を読んだら、相手の怒りをかわす方法がわかった
彼は一般人出身なのに、ぶっちぎりのエリートに成り上がった存在なので、
一般人の読者からすると、非常に勉強になる話をしてくれます。
もしよかったら、チェックしていただければ幸いに思います。
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