食べ物を粗末にしたら幸せになれた
日本は良い意味でも悪い意味でも、
「食」に対して非常にうるさい国として有名です。
例えば、ご飯を食べる時には、
「いただきます」と言わなくてはいけないし。
食べ終わった後は、
「ごちそうさま」と言わなくてはいけません。
農作物を耕してくれた農家に感謝の気持ちを込めて、
魚や動物を供養する気持ちを込めて、
食前と食後には、食べ物に一礼するのが日本の文化となっています。
これは外国人にとっては不思議な文化と言われており、
「いやいや、こっちは金払ったんだから、誰かに礼をするのはおかしいだろ」
という反論をしたくなる外国人も多いみたいです。
あとは、食事を残すのも、
日本人は異常に嫌がりますよね。
最近はなくなったみたいですが、
昔は給食を残す児童には、最後まで居残りで無理やり食事を強制させたり。
先生
「貧しい国の子供たちは、今日も飢え死にしているんだぞ!」
児童
「いやいや、そいつらも満腹になったら、飯は残すだろ!」
というお決まりのやり取りが、
昔は日常茶飯事に繰り返されたりもしていました。
さて、そんな文化でずっと育ってきた日本人の僕は、
やっぱりどうしても、食事を残さず完食を美徳とする、
という生き方がずっと染みついていたのですが。
最近、この考え方を改めなおす出来事があったので、
今回はその旨を伝えたいと思います。
結論から言うと、
「満腹の場合は食事を残した方が、みんなが幸せになれる」
という事実に気が付いたのです。
というのも、僕はもともと痩せ型のガリガリ人間で、
それがコンプレックスで、ひたすら飯食って、ひたすら筋トレする、
という生活を送っていた時期があったのですが。
そうすると、筋肉と脂肪が両方増えるので、
ここらで一度、筋肉を維持したまま、
脂肪だけをカットしようと目論んだ時期がありました。
専門用語でいうところの、
「増量期」→「減量期」に移り変わろうと思ったのです。
さて、増量期の頃は難しい事を考えず、
好きなものを好きなだけ食べまくるだけだったので、
非常にシンプルな食生活だったわけですが。
減量期の場合は、食事量はもちろん、
カロリーやら脂肪分やら、ある程度は計算しながら、
普段の食生活を制限する必要が生じてきます。
まあ、難しい事を考えずに、
毎日10km走るだけで、終わると言えば終わるのですが、
さらに拍車をかけるために、どうしても食事制限を要する事になったのです。
しかし、ここには問題があります。
というのも、朝食や晩飯などは、
家で献立を考えられるので良いのですが。
昼食は会社で外食をする事になるので、
どうしても食事制限が難しくなってくるのです。
で、外食というのは十中八九が、高カロリーであったり、
脂肪が多かったり、低たんぱく質の場合が多いので、
減量期にとってはなかなかのネックになってしまうのです。
そこで、僕は考えました。
「昼飯を全部食べないで、残せばいいじゃん」
与えられた食事は完食しなくてはいけない、
という謎の固定観念を取っ払い、必要なカロリー分だけ摂取したら、
残りの食事は容赦なく捨てる事にしたのです。
もったいないのは百も承知ですが、
それでは減量期が長引いてしまうので、
苦肉の策として残飯上等という姿勢に僕は切り替えました。
そして、その結果、
毎日10km走った甲斐もあってか、昼食を残すようになった事もあって、
身体の脂肪はガンガン削られ、筋肉量はそのままで、
無事に理想の体型になる事ができました。
ベルトの穴も1個遠くなり、
明らかに腹回りのシェイプアップが目に見えて、
実感できるようになりました。
しかも、嬉しい報告はこれだけではありません。
ちょうど昼食を残すようになった頃から、
昼休み後に仕事を再開する時に、眠たくならなくなったんですよね。
今までは、昼食を食べた後、
どうしても眠くなって、レッドブルを飲んで誤魔化したり、
集中力が散漫になる事が多かったのですが。
腹八分目というか、あえてちょっと空腹な位の方が、
身体の調子は良くなるし、仕事にも集中できるようになったのです。
これは非常に嬉しい誤算というか、
当初は予想もしていなかった出来事だったし、棚から牡丹餅というか、
減量成功と同じ位、僕にとっては芳しい結果となったのです。
この経験を経てから、
減量期が終わった今でも、昼食はあまり食べなくなり、
時には容赦なく残すようになりました。
そして、この日以降、
僕は昼寝をせずとも、仕事が再開できるようになったのです。
(寝不足の時は、何しても眠いけど。笑)
さて、冒頭の話にもどりますが。
やっぱり子供の頃から教えられてきた、
「お残しは許しまへんで!」
という教育方針は間違っていると、僕は認識するようになりました。
というのも、僕しかり皆が皆、
昼飯を残さず完食した結果、満腹になってしまい、昼休み後に昼寝をするようになると、
色んな業界で作業効率が滞るようになり、生産性は低下すると思うのです。
だったら、多少は食べ物を粗末にしてでも、
効率的に仕事に従事するようになった方が、社会は好循環するし、
発展した世の中に昇華するようになった方が良いですよね。
もしかしたら、肉体労働などの場合は、
常に身体を動かす業務内容が多いと思うので、
昼食の量はあまり気にする必要がないのかもしれませんが。
それこそ僕のように、プログラミングに務めたり、
今みたいに文章を書き殴る業務に携わる場合は、
昼食量とその後の仕事効率には、密接な関係性があります。
そう考えると、無理して昼食を完食させる美学が、
いかに無益かという事が、ますます実感してくるのです。
もしあなたも、昼食後に眠くなって、
授業なり仕事に集中できない時が多いのならば、
一度、昼食を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
極端な話、ウィダーインゼリーとかでも良いのかもしれませんね。
体脂肪も減ったり、体重減にもつながるので、
メタボの人とかにもオススメな戦法だと思います。
お金もかからないし、昼食を軽食にした日って、
その後の晩飯もめっちゃ美味いですよね。笑
ーーーーーーーーーーーー物足りない方へーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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